【インタビュー】

梅宮アンナさんに聞く、バッシングの中で貫いた出産、離婚、そして子育て

1 母親が楽しむことは「悪」じゃない

 
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結婚、出産、離婚を経験し、仕事を続けながらシングルマザーとして1人娘を育ててきたタレントの梅宮アンナさん。このたび「女は『ひとりの時間』に磨かれる」と題した著書を出版し、本書を通じて自らの子育て論を語っている。批判にさらされがちなアンナさんの子育てにはどのような信条があったのか。インタビューで伺った。

梅宮アンナさんと娘の百々果さん

出産した日に離婚を決めた理由

――はじめに自分に子どもができたと知ったとき、どんなお気持ちでしたか?

妊娠が私にとって必要なことだったんだと思いました。神様が親になりなさい、子どもと一緒に成長し、いろんな経験をしなさいって言ってくれたんだと思っています。妊娠がわかったときは、うれしかったしびっくりもしました。さらに仕事は絶頂期だったし、独身でもあったので、出産は周囲から反対もされました。でも、この仕事の絶頂期はいつか終わる。新しい道を進んだほうが楽しいと思ったんです。

世の中には結婚して、子どもができるっていう順番があるけれど、そんなの私からすると順番じゃない。子どもができたらそれに従えばいいし、今の時代は女性も働いているから必ずしも結婚するとは限らない。その人にはその人なりの順番があると思っています。

――梅宮さんは、妊娠してご結婚されて、その後、離婚も経験されています。どんな思いで決断されたのでしょうか?

私の場合は、子どもがおなかの中にいるときから元夫とけんかが絶えませんでした。だから、なかなかないパターンだと思うけれど、子どもをうんだ日に離婚を決めました。この人がいなければ、平穏無事でいられる。子どもをうんだときに、「この人と一緒にいる時間を選ばずに、子どもの成長に専念しなきゃ」って思ったんです。20歳まできちっと子どもを育て上げるために、あなたはいらない。一緒にいると、家庭が暗くなっていくと思いました。

でも、それなりの覚悟をもって決断しました。両親は離婚に反対だったので頼れないと思ったし、どんな状況になっても、子どもと2人でがんばっていこうと決めました。

シンプルな子育ては、育児に絶望し行き着いた

――著書では梅宮さん流の子育てについて紹介されていますが、そこまで行き着くには大変なこともありましたか?

そうですね、娘がうまれたばかりの頃は、育児書どおりに子育てをしようとして、つらかったです。例えば、育児書には3時間おきにミルクをあげるって書いてあるけど、うちの子は1時間半くらいで泣き出してしまって、ミルクをあげても哺乳瓶の半分も飲んでくれない。のちのち、赤ちゃんによって飲む量や頻度に差があることは分かるのですが、当時は何で? と思ったし、育児書と違った反応をするわが子に不安を感じました。泣きやまなくてうるさいって言っちゃったこともある。育児書には「育児は楽しい」って書いてあるのに楽しくない。こんなはずじゃないってすごく絶望しました。

でも自分で決めたことだからやらなきゃいけないって自分を追い込むし、お母さんはみんなそうだと思いますが、がんばろうとしちゃうんですよね。当時は全部自分でやろうとしたところがあったし、ほかの人に赤ちゃんを触らせなかった時期もありました。

――それが、どのように変わっていったのでしょうか?

そんな中、アメリカに行ったときにメキシカンのお母さんたちから、「子どもは転がってても成長するから大丈夫よ」と言われて、私は視野が狭かったのだと思いました。お母さんたちのおおらかな子育てをみて、いい意味で人を頼れるようになったんです。私にはありがたいことに周りに助けてくれる人がいたからできたのだけれど、親や周囲の人に「お願いします」と言えるようになりました。私には子どもと離れる時間も大事だったんだと思います。

今は当時と比べて、インターネット上に育児に関しての情報があふれています。例えば、キャラ弁を作って子どもたちを喜ばせているお母さんのブログなど、ほかの人が育児でがんばっている姿も見ることができるわけです。それもその人の育児の形ですが、自分は自分。誰々がやっているのに私はできないと追い込まれる必要はないと思います。つらくなったら、いろんな情報をシャットダウンして、自分が思うシンプルな子育てをしたらいいと思うんです。

子どもは母親以外の他人から多くのことを学ぶ

――シングルマザーとして仕事をしながら子育てをする中で、娘さんと過ごせない時間も多かったそうですね。

子どもと一緒にいられないことをごめんねと思ったこともあったし、学校行事に参加できない自分も嫌でした。でも、シングルマザーとして生きる以上、仕事もしなければいけないし、子どもの学費を払わなければいけないと考えると、お金がいるわけですよ。それは子どももわかってくれていたと思います。

そしてその分、娘は私以外の他人から、多くのことを学んだと思っています。親子だと感情的になることでも、他人から怒られたり注意されたりすると、言うことを聞けることだってある。家の外で学べることは、たくさんあると思うんです。

日本には、結婚すると子どもをうみ、母親がいつまでも子どもと一緒にいなきゃいけないという空気がある気がします。欧米では、子どもを置いて夫婦でごはんを食べに行ったり、好きなことをやったりする。でも日本でそういうことをやると、育児放棄だって言われる風潮がまだまだある。自分が楽しむことは悪みたいになっちゃっている。例えば仕事が忙しくて食事が作れないことだってあります。でも、料理を作れる人ばかりじゃないし、作れなかったら母親じゃないなんてことはない。それよりも、私は何をどうしたら子どもと楽しい時間を作れるかということを、最優先で考えることが大切だと思っています。

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目次
(1) 母親が楽しむことは「悪」じゃない
(2) シングルマザーの恋愛事情とこれから
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