熱くなってもすぐ冷える優れた排熱性能

前編でも触れたが、熱を持つところが気になったので、ファイナルファンタジーXIVのベンチマークプログラムを一番負荷の掛かるモードで連続1時間動作させ、その前後でCPUの温度を調べた(「CPUID HWMonitor」を使用)。

全体的にSurface Bookの数値が低く、Surface Pro 4に比べて放熱性能に優れることがひと目で分かる。特に負荷を掛けた後では、Surface Pro 4では最高で79℃(平均53℃)まで上昇しているのに対し、Surface Bookは最高で62℃(平均44℃)までだった。Surface Pro 4との比較だけでは、Surface Pro 4が熱を持ちすぎるとも解釈できるため、今後機会があれば他社製PCでも発熱と放熱をチェックしてみたい。

Surface BookのファイナルファンタジーXIVベンチマークのビフォー(左)とアフター(右)

Surface Pro 4のファイナルファンタジーXIVベンチマークのビフォー(左)とアフター(右)

また、放射温度計で筐体表面の温度も計測した。Surface Pro 4は最高で43.4℃まで上がったが、Surface Bookは最高でも36.3℃までしか上がらなかった。実際のところ、体感ではもっと上がっているように感じるため、参考として考えて欲しい。