【レポート】

『プリパラ』はライブミュージカルで次元を超える、舞台にいたのは間違いなく"らぁら"たちだった

 

2016年2月4日から7日まで、TVアニメ『プリパラ』のミュージカル、「ライブミュージカル『プリパラ』み~んなにとどけ! プリズム☆ボイス」が上演される。公開を翌日に控えた2月3日、Zeppブルーシアター六本木にて関係者向けのゲネプロが行われた。

左から、青井めが姉ぇ役の高柳明音、真中らぁら役の茜屋日海夏、南みれぃ役の芹澤優、北条そふぃ役の久保田未夢、東堂シオン役の山北早紀、ドロシー・ウェスト役の澁谷梓希、レオナ・ウェスト役の若井友希、青井めが兄ぃ役の山田親太朗

誰でも気軽にアイドル

『プリパラ』とは、タカラトミーアーツとシンソフィアが共同開発したアーケードゲームと、それを原作としたTVアニメ。2014年7月から放送開始し、現在は2ndシーズンとして展開している。主人公である小学6年生(1stシーズンでは小学5年生)の真中らぁらが、歌やダンス、ファッションをライブで競い合う仮想世界「プリパラ」を舞台に、チームメイトやライバルたちとアイドルランクの頂点・神アイドルを目指していく。前身となった『プリティーリズム』シリーズとは、アイドルたち(『プリティーリズム』ではプリズムスターと呼ぶ)がさまざまな衣装に着替えながらライブを行うところまでは同じだが、大きな特徴であった「フィギュアスケートを履いてのライブ要素」はなくなり、歌って踊るアイドル路線に寄せている。

『プリパラ』は「みんなトモダチ、みんなアイドル」を合言葉に、プリパラの世界では誰でも気軽にアイドルとしてライブデビューができるという、女の子の永遠のあこがれをかなえる作品となっている。また、TVアニメだけではなく、自分だけのアイドル・マイキャラを作成できるアーケードゲームや、番組に出てくるアイテムなどが現実の世界と連動して発表・発売される「ライブリンク」など、女の子が同じ立場で共感できるマーケティングを展開。

主人公チームのソラミスマイルやドレッシング パフェのキャスティングも「ライブリンク」を意識しており、実際にアイドル声優ユニットとして活躍しているi☆Ris(アイリス)の6人が声を担当(真中らぁら役に茜屋日海夏、南みれぃ役に芹澤優、北条そふぃ役に久保田未夢、東堂シオン役に山北早紀、ドロシー・ウェスト役に澁谷梓希、レオナ・ウェスト役に若井友希)。2015年12月20日に行われたライブイベント「プリパラ クリスマス☆ドリームライブ」や各種イベントなどで、実際にアニメ本編でキャラクターたちが着ている衣装で歌やダンスを披露している。

2.5次元を超え、4次元へ

「ライブミュージカル『プリパラ』み~んなにとどけ! プリズム☆ボイス」は、「ライブリンク」という手法をどこまでも体現したイベントであったと言える。これまでにもi☆Risがキャラクターの衣装を着て、キャラクターになりきり、ライブを披露することは数多くあった。だが、今回はキャラクターに寄せたウィッグも装着し、役を演じているキャストとして出演するのではなく、徹底的にキャラクターとしての役割を演じきっている。舞台上には間違いなく茜屋日海夏や芹澤優、久保田未夢ではなく、らぁらやみれい、そふぃが居たのだ。

“プリパラが禁止されていた1年前の過去”にタイムスリップしてしまったらぁらが、現代に戻るために、これまでアニメで放送されてきたエピソードを再現していく、という完全オリジナルストーリーで物語は展開していく。その内容はアニメに勝るとも劣らない舞台に仕上がっていた。

特に圧倒されたのが、ライブステージ中に発動する特殊アクションのメイキングドラマ。「もぎたてスイーツパーク」では茜屋と芹澤が大きなキャンディーを抱え、「かいほうオトメヴァルキュリア」ではアンサンブルキャストが用意した檻に見立てた棒の中から久保田が解き放たれ、「ステレオ全開!2×3=(にさんが)ロック」では電飾でイルミネートされたドラムスティック、ギター、ベースを手に山北、澁谷、若井が奏でる。これらはすべて実際のアニメ・ゲーム内で使われているギミックを再現している。この公演が4日間だけとはもったいない、何度でも足を運びたいと思えるほどの出来栄えだ。2.5次元を超える、新感覚4次元ミュージカルと銘打つのもうなずける。

もぎたてスイーツパーク

かいほうオトメヴァルキュリア

ステレオ全開!2×3=(にさんが)ロック

無意識のうちにらぁらになれていた

本会場で通しのステージをやるのは初めてだというi☆Ris。終演後、あらためてゲネプロについてのコメントを求められると、茜屋が「最初は緊張していたけど、ステージに立った瞬間プリパラの世界が広がっていって、無意識のうちにらぁらになれていた」と口火を切り、「目が合うだけで芝居がどんどん進んでいった」と芹澤。「キャラクターと一心同体だなと感じられた」、「みんなのシルエットがキャラクターそのままで最初から感動していました」と久保田と若井が続ける。山北は「緊張九割」と、まだキャラクターが体から抜けきっていないのか、開口一番シオンのように四字熟語を発してから、「和気あいあいとできたのはシオンと2年間やってきたから」とコメント。「『プリパラ』がミュージカルになったことが本当にうれしくて、もっとこうしたい! という思いをぶつけすぎて演出家やメンバーにでしゃばりすぎだと怒られたりもしました。千秋楽までがんばって、最高のステージにしていきたいと思います!」と“プリパラ大好きお姉さん”を自称する澁谷は終始笑顔で答えていた。

この新感覚ミュージカルは、2月4日~7日までZeppブルーシアター六本木にて上演されているので、ぜひ体験してほしい。i☆Ris以外のキャストとして、プリパラチェンジ前の真中らぁら役を九家心と石井心愛がダブルキャストで、ファルル役を元宝塚歌劇団・澪乃せいらが、オリジナルキャラクターの青井めが姉ぇ役をSKE48の高柳明音、青井めが兄ぃ役を山田親太朗が演じている。

青井めが姉ぇ役・高柳明音

青井めが兄ぃ役・山田親太朗

青いメガネのこのふたりは何者?

ライブで使用される曲は「Make it!」「ミラクル☆パラダイス」「Realize!」などのオープニングテーマから、「太陽のflare sherbet」「ま~ぶるMake up a-ha-ha!」「Pretty Prism Paradise!!!」「HAPPYぱLUCKY」「CHANGE! MY WORLD」「NO D&D code」「0(ゼロ)-week-old」「Love friend style」など挿入歌も盛りだくさん。中でもTVアニメ内で歌われたことのない、みれぃのイメージソング「ぎゃっぷりぷりっぷー」を生で聴けるのはかなりレアだ

また、『プリパラ』は2016年4月より新シーズンの放送が決定。「ワン・ツー・スリー! でかしこまっ!」のキャッチコピーのもと、3人の新アイドルを1月から毎月ひとりずつ発表している。1月には、ちょう絶クールなアイドル“じゅのん”。そして2月には、ぴのん星からやってきたポップ系お姫様“ぴのん”が発表された。ふたりともプロフィール不明の3人組アイドルチーム「トライアングル」のメンバーだ。最後のメンバーは、3月12日公開『映画プリパラ み~んなのあこがれ♪レッツゴー☆プリパリ』公開日に発表する。ちなみに、元祖ポップ系語尾アイドルの南みれぃからぴのんに対し「そんなこと、聞いてないぷり!」と公式コメントを出したとのこと。

3月12日公開『映画プリパラ み~んなのあこがれ♪レッツゴー☆プリパリ』

じゅのん

ぴのん

(C)T-ARTS / syn Sophia / 映画プリパラ製作委員会

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