1月29日まで東京ビッグサイトにて開催中の「3D Printing 2016 - Additive Manufacturing Exhibition」でXYZプリンティングは、日本未発売のデスクトップ3Dプリンタ「ダヴィンチ 1.0 Pro」を展示している。

同製品は「ダヴィンチシリーズ史上最高の使いやすさと品質」を謳い文句とする。具体的には同社製のフィラメントだけでなく、他社のABS/PLAフィラメントも使用できるようになった。また、Wi-Fi機能を標準搭載したことによりタブレットからの印刷も可能となった。

専用ソフトウェア「XYZware for Pro」では印刷スピード、サポートなどを細かく調整することができ、必要に応じてオプションを選択することでより高い精度の造形を得られるとしている。さらに、キャリブレーションも容易になっており、モニタに表示される操作手順にしたがってプラットフォームのネジを調整するだけで済む。

最大造形サイズは20×20×20cmで、積層ピッチは0.1~0.4mm。同社の担当者によれば3月の発売を目指しているとのことで、価格は10万円前後になる見込み。

「ダヴィンチ 1.0 Pro」。日本での発売が春にずれ込んでいるのは、ソフトなどの翻訳に時間を要しているためとのこと。