【レポート】

3D Printing 2016 - 材料のカスタム化が可能な武藤工業の大型3Dプリンタ

 

1月27日~29日までの期間、東京ビッグサイトで「3D Printing 2016 - Additive Manufacturing Exhibition」が開催されている。第2回目を迎えた同展示会には前回比34%増となる67企業・団体が出展した。

同展示会で一際目を引くブースを構えているのが武藤工業だ。本稿では同社のブースの主な展示内容を紹介する。

材料の特性を最大限活用可能

まず注目なのは大型樹脂溶融型3Dプリンタ「Value 3D Resinoid MR-5000」だ。同製品は最大で500mm角の大型造形を実現できるほか、新開発の「タフヘッド」により300℃での連続運転が可能となっており、従来のABSやエラストマー樹脂に加えてナイロン、PBT、PCなどのエンジニアリングプラスチックを使用することができる。

また、デュアルヘッド構成により、複数の樹脂材を個別に吐出することができる。同社が「Bi-Matrix構造造形」と呼ぶこの手法により、2種類の材料それぞれの特性を持ち合わせた構造体を造形することが可能となっている。例えば、ナイロンとエラストマーを組み合わせて、ナイロンの機械強度とエラストマーの柔軟性を併せ持つ材料を形成することができる。さらに、材料の比率を変更することで材料の物性を任意に取ることができ、比率の変更は造形途中でも可能だ。価格は1500万円(税別)。

大型樹脂溶融型3Dプリンタ「Value 3D Resinoid MR-5000」

アーク溶接方式の3Dプリンタも展示

昨年7月に発表したアーク溶接方式の「Value Arc MA5000-S1」も展示。東京農工大学との共同開発によるもので、こちらも最大造形サイズは500×500×500mmとなっている。

最大のメリットは熱源をアーク溶接としたことによる高速造形で、市販の溶接ワイヤを用いることができることもポイントとなっている。価格は3000万円(税別)で、機械メーカーによる導入実績があるとのこと。

アーク溶接方式の「Value Arc MA5000-S1」

また、次世代機の開発が進められている模様で、造形可能サイズの大型化および造形テーブルを回転させることで5軸造形を実現するという。

3D Systemsの「Projet MJP 2500」も参考出展

このほか、同ブースでは全身撮影用の高速3Dスキャナやデスクトップタイプの3Dプリンタも揃えられている。また、現在ベータテストが行わている3D Systemsのオフィスサイズ3Dプリンタ「Projet MJP2500」も展示されている。

全身撮影用高速3Dスキャナ「MS-2000N」。価格は300万円(税別)とのこと。

デスクトッププリンタはバリエーションが豊富

3D Systemsの「Projet MJP2500」 (参考出品)



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