ASUSは25日、世界最薄をうたう光学3倍ズームカメラ搭載のSIMフリースマートフォン「ZenFone Zoom」を発表した。搭載するCPU、ストレージ容量、本体カラーなどが異なる計8モデルを用意しており、2月5日より順次発売する。価格は4万9,800円(税別、以下同)から。同日、都内では記者説明会が開催された。

ASUSは25日、世界最薄をうたう光学3倍ズームカメラ搭載のSIMフリースマートフォン「ZenFone Zoom」を発表した

工芸美、鷹ノ眼、性能怪獣

ZenFone Zoomは、5.5型ワイド IPS液晶(1,920×1,080ドット)を搭載した端末。RAMは4GBで、ストレージ容量は32GB/64GB/128GBの3タイプを用意する。背面カメラは1,300万画素で、光学3倍ズームおよび光学手ぶれ補正に対応。本体サイズは約158.9(H)×78.84(W)×5~11.95(D)mm、重量は約185g、バッテリー容量は3,000mAhとなっている。記者説明会に登壇したASUS会長のジョニー・シー氏は、ZenFone Zoomの特徴を伝統と革新の融合である「工芸美」、光学3倍ズームレンズの「鷹ノ眼」、PC級のパワーを有する「性能怪獣」といったキーワードで紹介していった。

ASUS会長のジョニー・シー氏は、ZenFone Zoomの特徴として「工芸美」「鷹ノ眼」「性能怪獣」といったキーワードを挙げた

メタルフレーム採用により剛性と質感の向上を実現。縁にはダイヤモンドカットを施した。また、上位モデルの背面パネルには本牛革を採用。ジョニー氏は「1枚の本革のうち、上質な38%の部分のみを厳選して使っている。伝統と革新の完璧なバランスによる製品となった」とアピールした。ちなみにZenFone Zoomのこだわりの外観は、2015年度のグッドデザイン賞を受賞している。

2015年度のグッドデザイン賞を受賞した、ZenFone Zoomの外観。イタリア職人の本革加工技術により上質な手触りを実現、手で持った際にも安定したホールド感が得られる