現行モデルのiPhoneには、バックグラウンドで動きデータを自動収集する副処理装置(モーションコプロセッサ)が搭載されている。iPhone 5sに搭載された初代M7以降、モデルチェンジを重ねるごとに機能強化され、iPhone 6/6 PlusではM8、最新モデルのiPhone 6s/6s PlusではM9がSoC(Apple A9)に直接組み込まれるようになった。
iOS 8で登場した健康情報管理アプリ『ヘルスケア』は、このモーションコプロセッサを存分に活用している。iPhoneの電源さえONになっていれば、歩数などのモーションデータは自動的に記録されるため、アプリを起動しているかどうかは問題にならない。消費電力もごくわずかで、iPhoneの利用にあたり負担にならないところがポイントだ。
モーションデータは、iPhoneをはじめて起動したときから蓄積が始まる。バックアップに含まれるため、モーション・コプロセッサを搭載するiPhoneを利用し続けているのであれば、iOS 8がリリースされた2014年9月以降の歩数データはiPhone上に残っているはずだ。
『ヘルスケア』では、歩数などのモーションデータをグラフ化して「ダッシュボード」に表示できるが、直近の歩数と平均値でしか具体的な歩数は確認できない。○月○日の歩数を調べたいという場合には、他のアプローチが必要だ。
具体的な歩数を調べるには、『ヘルスケア』を起動して「ヘルスケアデータ」タブにある「フィットネス」を開き、「歩数」→「すべてのデータを表示」の順にタップする。これで、記録されたすべての歩数データを確認できるはずだ。
操作手順をカンタン解説
1 蓄積されたモーションデータは『ヘルスケア』で確認できるが、ダッシュボードでは日々の数値を調べられない |
2 日々の具体的なデータを調べる場合は、「ヘルスケアデータ」タブにある「フィットネス」を開き、「歩数」をタップする |
(提供:iPad iPhone Wire) |