――福原さんは今回、主題歌を担当なさっています

福原「私が所属する"FUNCTION6ch"というユニットでTVアニメの主題歌を担当するのは初めてだったので、すごくうれしかったです。ボーカルアンドダンスユニットなので、今までの曲はけっこうダンサブルなものが多かったんですけど、今回は『カード・バトルZERO』の世界観にあわせて、ちょっとミステリアスだったり、不思議な感じや大人の感じがあったりして、今までにはないチャレンジができたので、音作りもすごく楽しかったです」

――気に入っているフレーズなどはありますか?

福原「サビの疾走感が好きなんですけど、できあがったオープニング映像を観ると、その部分で校長先生が飛んでいるんですよ。普通、日本だったらヒロじゃないですか。ヒロが決めているシーンが来ると思っていたら、校長先生が宇宙を飛んでいるという衝撃的な映像になっていたので、逆にそこが好きになり過ぎちゃって(笑)」

下野「校長も結構いいキャラクターなんですよ」

福原「校長いいですよね。私も大好きです(笑)」

下野「おもにジョンとマックスとヒロの3人で行動していて、それが主人公チームみたいになっているのですが、その3人がちょっと擦れるんですよ。校長がちょっと本気を出すと、濃くなりすぎて主人公たちが擦れる。『一方、その頃校長は?』みたいなシーンがあったりもして(笑)」

福原「学校経営もちょっとブラックですよね」

下野「ブラックだし、適当だし。寄付金が大好きで、栄誉よりも金だって言うね(笑)」

――オープニング映像を観た感想はいかがですか?

下野「曲ひとつでこんなにも変わるんだなって思いました。カッコよくなっていますし、歌と映像を合わさるとこんなに面白くなるんだって(笑)。あらためてコミカルなシーンが多い作品だと思いました。日本のアニメは、けっこうダメ出しの嵐になってしまうので、あまり自分が出ている作品は観ないんですけど、こういう形にしてもらえるとすごく観やすいですよね」

福原「最初は、ヒロたちが戦っているシーンを90秒にまとめてくると思っていたんですよ。そうしたら、意外とコミカルなシーンも散らばっていて。でもそのコミカルなところは『カード・バトルZERO』の良さでもあるので、すごく予想外ではありましたが、このバランス感がはちゃめちゃな『カード・バトルZERO』の世界観なんだと思いました。サビの校長は本当に笑っちゃったんですけど、でもこれがらしさだと思います」

下野「あと、オープニングに女子が少ないなって。ジョン、マックス、ヒロはまだしも、あとはデンミールと校長ですから」

福原「基本、本編も男性陣で進んでいく感じですよね」

下野「男性陣と、あとはゲストの『バトル・デイ・ゼロ』からやってくる人たち。すごく気になりますね。この人たち、カードの中ではどういう効果を持っているんだろうって。どういうアイテムで、どういうモンスターなのかがまったくわからないんですよ」

――それでは最後にファンの方へのメッセージをお願いします

下野「この作品は、海外アニメの中でもかなり異色なタイプだと思います。本当に日本をすごくリスペクトしつつ、そこに海外の方の感性が入っている、とにかく日本と海外の融合みたいな部分がすごくたくさん詰まっています。その中でいろいろなキャラクター、本当に個性豊か過ぎる、濃すぎるキャラクターたちが、いろいろな表情でコメディだったりバトルだったりを展開していますので、どなたが観ても絶対に面白いと思っていただける作品になっていると思います。年齢を気にせず、本当にたくさんの方に観ていただきたいですね」

福原「日本のアニメとは色味やキャラクターデザインの感じが違っていたりはしますが、やはり日本をものすごくリスペクトしてくれていて、いろいろなタイプのキャラクターが出てきます。情報量がとにかく多い作品で、一生懸命観ていないとついていけないぐらいドタバタしていますので、大人の方が観ても楽しめる作品だと思います。主題歌も"FUNCTION6ch"として参加させていただき、すごい絵もつけていただいて(笑)、すごく素敵なオープニングになっておりますので、そちらもぜひ注目してください。歌詞も出ますので、一緒に歌っていただけたらうれしいです。よろしくお願いします」

下野「あと付け加えると、このキャラクターはあのキャラクターのオマージュかなっていうのを探してみるのも面白いと思いますので、自分なりに見つけてみてください(笑)」

――ありがとうございました

『カード・バトルZERO』は、海外アニメ!カートゥーン ネットワークにて毎週日曜19:30~20:00に放送中。

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