【レポート】

オートモーティブ ワールド2016 - 半導体からシミュレーションまで自動車開発のすべてを提供するルネサス

小林行雄  [2016/01/14]

2016年1月13日から15日まで、東京ビッグサイトにて開催されている自動車技術の展示会「オートモーティブ ワールド2016」にて、国内半導体大手のルネサス エレクトロニクスは、先端プロセスとなる16nm FinFET+を採用したハイエンドSoCのデモのほか、MATLAB/SimulinkやdSpaceといったソフトウェアを活用したシミュレータ、クラウド連携による次世代ADASのデモなどの紹介を行っている。

そうした展示の中で、ブースの中央に展示されているのが、RH850マイコンのIPなどを組み合わせたモータ制御デモの実機と、モデルベース環境による評価環境だ。ハイブリッド車(HEV)や電気自動車(EV)向けのモータ制御を行うIPをモデルベース環境に搭載したもので、電流や波形、モータの回転数、速度などのパラメータをリアルタイムで確認することができるほか、異常時にはどういった制御を行うことで、異常時から脱することができるか、といったことを確認することもできる。すでに同社は、マルチコアマイコンを用いた開発に対するMATLAB/Simulinkを用いたモデルベース開発環境を2016年春に何かしらの形でリリースしたいとしているが、こちらのdSpaceを用いたシミュレータも2016年中に何らかの形でのリリースを目指したいとしている。

HEV/EV向けインバータソリューションの実機デモ

左のインバータソリューションをマイコンのIPとモデルベースを用いてリアルタイムシミュレーション化したもの。中央左の3つある波形の1つをわざと異常な状態にするとどうなるか、といったことも簡単に調べることができる

MATLAB/Simulinkを用いたマルチコアマイコン開発向けボードもデモ展示されている

また、ブース脇に設置されたメインステージでは、ラジコンを用いたセーフティ&コネクテッドカーのデモと次世代統合コックピットを用いたデモが実施されている。セーフティ&コネクテッドカーのデモは、駐車場に設置されたセンサとラジコンが連動し、障害物を避けつつ、自動で空いているスペースに駐車を行おうというもの。単純にセンサとクルマが1対1で接続しているのではなく、センサデータと車両データは1度、クラウド上にて解析が行われ、マッチングが図られ、その結果がクルマ側に送られ、クルマはその指示にしたがって、駐車を行うというものとなっている。

次世代統合コックピットのデモ風景。フロントガラスにドライバが必要とする情報をすべて映し出すことで、居住性の向上などが図れるほか、映る映像の補正などを行うことで視認性の向上を図ったり、危険物のAR表示による運転支援などを行える

セーフティ&コネクテッドカーのデモ風景。各駐車スペースの後ろにはセンサが置かれ、空いているかどうかの情報がクラウドに集められ、それにクルマ側がアクセスすることで、空いている駐車スペースを事前に確認、そこまでの誘導を行ったりすることが可能、というものとなっている

なお、これらのデモは、各日15分おきに実施されている。



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