【レポート】

薄毛にべたつきにフケ……頭皮トラブルに応じたケア方法を皮膚科医が解説

栗田智久  [2016/01/07]

日ごろから頭皮のケア、意識している?

「髪のボリュームがなくなってきた気がする」「ヘアスタイルの持ちが悪い」「抜け毛が増えた」「頭皮のフケやべたつきが気になる」……。これらの髪や頭皮の悩みを抱えている人は多いはずだ。こういったトラブルに対応するには、頭皮ケアが重要となる。

今回は南青山皮膚科 スキンナビクリニックの院長である服部英子医師の解説をもとに、それぞれのトラブルの原因と手入れのポイントを紹介しよう。

薄毛、抜け毛、髪の細り対策

薄毛や抜け毛の原因としては、頭皮や毛根の新陳代謝の低下が考えられる。髪が生まれるヘアサイクルが乱れている可能性があるほか、頭皮が硬くなっている場合は、乾燥などによる頭皮の水分量の低下も薄毛や抜け毛に関係してくる。

ケアのポイント

重要なのは、頭皮や毛根の新陳代謝を促すこと。そのため、育毛料を使って頭皮のモイスチャーバランスを整え、ヘッドマッサージなどをするようにしよう。

ヘアケア以外に栄養や睡眠の要素も大切。栄養面では、毛髪のもととなるたんぱく質を摂取し、バランスのよい食事を心がけるように。睡眠面では、十分な睡眠をとってストレスを避けるようにしよう。

べたつき対策

皮脂やホコリ、ヘアスタイリング剤などが汚れとなって毛穴につまっている状態が、べたつきを招いていると予想できる。また、頭皮の皮脂が刺激物に変化するとかゆみ発生の原因になるため、注意したい。

ケアのポイント

服部医師は、まずは頭皮を清潔にすることが大切と話す。

「シャンプーで洗髪をして、頭皮の汚れや余分な皮脂を取り除き清潔にします。ただし、高頻度の洗髪や爪をたてて強く洗いすぎると頭皮を傷つけたり、過度に皮脂を取るのは頭皮の乾燥の原因となったりしますので注意しましょう」。

フケ対策

頭皮も皮膚の一部のため、皮膚同様に肌荒れで生まれ変わりが乱れると、正常より速いスピードで角層細胞がはがれ落ちる。正常な細胞は約2週間角層にとどまった後にはがれ落ちるのに比べ、フケになる細胞は7~8日と短期間ではがれ落ちてしまう。生まれ変わりを乱す要因は「乾燥」「頭皮の汚れ」「ストレス」などとされている。

ケアのポイント

フケは皮脂分泌量の多寡によって「乾性のフケ」と「脂性のフケ」の2種類に大別でき、それぞれでケア方法が異なると服部医師は解説する。

「乾性のフケは皮脂分泌量が少ない人に見られ、サラサラとして小さい点が特徴です。お手入れは頭皮や毛髪を清潔に保ち、水分・油分を補って乾燥を防ぐのがポイント。頭皮にうるおいを与えるような頭皮用トリートメントや育毛料などを使って頭皮の血行を促し、皮脂の分泌を高めるようにしましょう」。

もう一方の「脂性のフケ」は、皮脂分泌量の多い人に見られる湿った大きなフケだ。ケアに必要なキーワードは「さっぱり感」だという。

「脂性のフケのお手入れは、さっぱりした洗い上がりが特徴のシャンプーを使い、頭皮、毛髪を清潔に保つのがポイントです。育毛料もさっぱりしたタイプのものがおすすめです」。

乾性・脂性問わず、どちらの場合も強いブラッシングや爪をたててかくことは頭皮を傷つける原因となるので、注意しよう。

頭皮にも顔の肌と同等のケアをしよう

頭皮は顔ともつながっている皮膚だ。顔の肌と同じように、うるおいを与えたり余分な皮脂を取り除いたりすることで、常に健やかな状態を保つように心がけよう。

※写真と本文は関係ありません

記事監修: 服部英子(はっとり ひでこ)

東京女子医科大学卒業。皮膚科専門医。日本皮膚科学会、日本レーザー学会、日本臨床皮膚科学会、日本アレルギー学会に所属。大学卒業後に東京女子医科大学病院やJR東京総合病院の皮膚科に勤務した後、2005年より南青山皮膚科 スキンナビクリニックの院長を務める。
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