スクリーンショットのシャッター音は困りもの。悪意の人物によるよからぬ撮影を防止するという目的は理解できるが、ゲームアプリでハイスコアを記録したとき、偶然見つけたWEBサイトの画面をとりあえず押さえておきたいとき、周囲の目を気にしなければならない。混雑した電車の中でスクリーンショットを撮影しようものなら、怪訝な眼差しを向けられるはずだ。もう少し、融通は利かないものか。

iPhone/iOSは、基本的にどのようなシーンでもスクリーンショットを撮ればシャッター音が鳴る。iPhone下部のスピーカー部分を手で塞げば、物理的に音を遮断できるものの、片手ではスリープボタンとホームボタンの同時押しは難しいし、どうしても音が漏れる。

しかし、ある方法を使えばスクリーンショット撮影時のシャッター音を防止できる。ただしチャンスは1回のみ、次回スクリーンショットを撮るときには盛大に音が鳴るため、覚悟のうえで取り組まなければならない。筆者が確認したのはiPhone 6s/iOS 9.2(93C75)、ひょっとするとOSのバージョンアップにより使えなくなる可能性もあるため、くれぐれもat your own riskで臨んでほしい。

手順はかんたん。まず、音量が多少なりともある状態(非消音状態)で『ミュージック』を使い音楽を再生する。次に、音量を下げて消音状態にする。準備はこれだけ、あとは目的のアプリ画面へ移り、スクリーンショットを撮ろう。例のシャッター音は鳴らないはずだ。

ただし、次のスクリーンショットでは元どおり、盛大にシャッター音が鳴るので注意しよう。もう一度無音でスクリーンショットを撮る場合は、前述の方法と同様に音量がある状態で音楽再生を開始し、消音状態にするという手順をやり直さなければならない。何度か練習して鳴らないことを確認したうえで、活用したいテクニックだ。

操作手順をカンタン解説

1 音量が多少なりともある状態(非消音状態)から『ミュージック』で音楽再生を開始する

2 音量を下げて消音状態にすれば準備完了、これで1回だけスクリーンショットが無音になる

3 Assistive Touchのスクリーンショット機能も、同様に無音化できる。練習してコツをつかんだうえで活用しよう