【ハウツー】

「シャッタースピード優先」で写真の動きを操る - 今こそ知りたいデジタル一眼の基本

 

デジタル一眼カメラの撮影モードで「絞り優先」に並んで重要なのが、「シャッタースピード優先」です。シャッタースピードを適切に設定することで、動きのある被写体を止めたように撮ったり、躍動感をプラスして撮ることができます。

シャッタースピード優先モードは「シャッター優先オート」、または「シャッター速度優先AE」とも呼ばれるもので、撮影者がシャッタースピードを設定したら、カメラが適切な露出になるよう絞りを自動調整してくれます。モードダイヤルに「S」または「Tv」と表記されているものがそうです。たいていのデジタル一眼カメラでは速い方で1/4,000~1/8,000秒、遅い方で30秒と、シャッタースピードをかなり自由に設定できます。

シャッタースピード優先モードでは撮影者がシャッタースピードを設定すると、適切な露出になるようカメラが自動的に絞りを変更してくれます

シャッターを速くすることでその瞬間をピタリと止めて写すことができますが、逆に遅くすることで動きを表現することもできます。このあたりの表現の違いがシャッタースピードの面白さです。

噴水や滝など、水の流れを幾筋もの線で流麗に表現する方法はその代表例です。流れの速さにもよりますが、1/20秒以下のシャッタースピードに設定するとイイ感じに仕上がります。ピタリと止めたように被写体を写したいのであれば、1/500秒以上に設定すると動きの速いものでも捉えることができます。

シャッタースピードを1秒と超スローに設定することで流れ落ちる水をカーテンのように表現したものです
シャッター速度優先AE (F6.3 2秒) ISO3200 WB:オート 焦点距離:18mm 使用機材:キヤノン EOS 7D、シグマ 18-250mm F3.5-6.3 DC OS HSM

動きが速くて予測できない動物や子供を写すときにも役立ちます
シャッター優先AE (F4 1/250秒) ISO100 WB:オート 焦点距離:200mm 使用機材:キヤノン EOS 7D、キヤノン EF70-200mm F2.8L IS II USM

シャッタースピード優先モードには、もちろん注意点もあります。屋内など、光量が少ない場所では、シャッターを速くすると露出がアンダーになり、暗い写真となることがあります。また、遅いシャッターに設定すると手ブレの危険性も出てくるので、三脚などでしっかりと固定する必要があります。

被写体の動きをピタリと止めて表現できる驚き、被写体に躍動感をプラスして表現できる楽しみ、人間の目で見ているものとは違う表現で写せるのがシャッタースピード優先モードの楽しみです。

上から1/250秒、1/60秒、1/4秒で撮影したものです。同じ被写体でもシャッタースピードを変えるだけで、これだけ動きの捉え方が変わってきます
使用機材:キヤノン EOS 7D、シグマ 18-250mm F3.5-6.3 DC OS HSM

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