チームでプロジェクトを進めている時、計画していたようにうまくいかないことがある。いや、そのほうが多いのかもしれない。一人ならスクラップ&ビルドというやり方があるし、そっくりやめてしまうという選択肢もある。

だが、チームとなると事はそう簡単には進まない。では、どうやって乗り越えたらよいのか? Open Forumが「障害を乗り越えて成功するための3つの方法(原題:3 Ways to Overcome the Obstacles to Success)」としてアプローチをアドバイスしている。

まずは困難をどう受け止めるべきか――障害や困難な問題に直面すれば、よりチームへの積極的な参加が問われるし、それに加えて結束力が強まることもあるだろう。もし問題を乗り越えることができれば、成功した時に喜びを分かち合えるし、学ぶことも多いはずだ。では、乗り越えるためのステップを見てみよう。

状況を客観的に見つめる

今起きている問題は何なのか? どんな壁にぶち当たっているのか? スタッフの失敗なのか、想定外のアクシデントなのか、時間や資金の計算ミスなのか――。

多くの場合、大きな問題がいきなり起こるのではなく、小さな問題が積み重なっていることが多い。問題が小さい時にしっかりと解決しておくことが重要だ。大きくなった場合は、一つ一つの問題の相関関係を見て対処していく必要がある。

記事ではもう1つ、精神面が障害になっている可能性も指摘している。未知のことへの挑戦が怖かったり、成功するのが怖かったりという心理があって、前に進めなくなってはいないだろうか?

このように、まずはメンタルを含めて状況を分析することが大切だ。問題を特定することなく解決はありえないからだ。

考えられる解決策を洗い出す

問題や課題は、意思決定の良いトレーニングになる。スタッフ全員が一体となって「問題は何か」を考え、それぞれが考えうる解決策を出すことは、個々のチームメンバーを強くしてくれるはずだ。個々の問題解決能力がアップすれば、チームや組織の次の成功につながることだろう。

ポイントとしては、最初の解決策に飛びつくのではなく、さまざまな角度から問題を分析して考えられる解決策を出してもらうことだ。チームリーダーは意思決定に必要な情報をきちんと提供すること。

情報を元に解決案を考えることは、各チームメンバーの個性や考え方を知るキッカケにもなりそうだ。

問題に挑戦

問題を定義し、複数の解決案の中から最善のものを選んだら、実行しよう。

気をつけたいことは、解決したと思った問題が再発しないようにすること。

問題の発生と解決というサイクルが続きすぎると、スピードが遅れてスタッフのモチベーションにも影響しかねない。