【レポート】

デジアナ文具「Bamboo Spark」の使い道は?-ワコムの中の人が3つの用途を提案

 

ワコムは2日、同社のデジアナ文具「Bamboo Spark」をデモ展示する無料イベント「Bamboo Spark体験&デモンストレーション」を開催した。本稿では、そこで行われた同社スタッフのデモンストレーションの模様を中心にお届けする。

「Bamboo Spark体験&デモンストレーション」は、東京都・西新宿にあるワコム東京支社オフィスにて行われた

「Bamboo Spark」の機能は、紙に書いた文字や絵などの筆跡情報をリアルタイムでデジタル化するもの。入力は紙とボールペンというアナログ手段で行いつつ、書いた内容をデジタルデータで扱えるという、デジタルとアナログを融合させた"デジアナ文具"というわけだ。

こうした「手描き/手書き→デジタル」へのアプローチはこれまでもさまざまな製品で行われてきたが、同製品は筆跡そのものをデジタルデータに落とし込むという点が特徴で、発売直後から手書きメモで創作あるいは業務を行っている人たちから静かに注目を集めていた。

今回同社がこの体験会を開いたのは、「製品に直接触れて、その使い道を体感してほしい」からだという。筆者はこれ以前のデモ展示で製品に触れたことはあるものの、確かに言われて見れば実際に使ってみるまで、「自分だったらどう使うか」という具体的なイメージは持っていなかった。来場者はスタッフに能動的に質問しながら製品に触れていたが、それだけ「使い道」が気になる人がいるということなのかもしれない。

ビジネスからイラストまで、3つの使い道

「Bamboo Spark」では、ノートに書いた内容がリアルタイムで(ユーザーが同機のスイッチを押したタイミングで)同機される。このデモでは、まずビジネスシーン想定で、会議の議事録の取り扱いを紹介した

基本的には来場者個々人が自由にタッチアンドトライし、適宜スタッフがアテンドしていたが、1時間に1度、手短に同製品の"使い道"の提案をするデモンストレーションの時間が設けられていた。ノートに書いた筆跡をデータ化する、という機能を、どのように実際の利用シーンに落とし込むかというところを提示したい狙いのようだった。

まずは、「ビジネスシーン」での利用。例えば議事録をメモした場合、参加者全員に共有したい内容と、私的に控えておきたい内容を分けて共有したいということが考えられる。そうした時は、同機の「分割機能」を使うと便利だと案内された。筆順1回ごとにデジタルデータに変換しているため、メモ書きをいわば「巻き戻し」し、所定のポイントの以前・以後を別個のデータとして分けることができる。こうした取り回しができるのは、確かにこの製品ならではの特徴と言えそうだ。

ラフ案の描画と、それをより視覚的に分かりやすくするための着色。着色は、同製品と同名の公式アプリから、同社のノートアプリ「Bamboo Paper」にデータを受け渡して加工する

続いてもビジネスシーンでの使い道だが、こちらは簡単な図表を含むラフ案の描画。この製品では筆跡が黒一色で記録されるが、同社の公式ノートアプリ「Bamboo Paper」でデータに色を付けたり、より一層の書き込みをすることが可能だ(※この使い方をする場合、データを保存する際に「WILL形式で保存」を選択する必要がある)。

最後に提案されたのが、クリエイティブ用途での利用シーン。下書きをあえて対応外のペンで行う点、簡単な追記は公式アプリ内で行えることなどが紹介された

そして、最後に提示されたのは「クリエイティブ」用途。多くのクリエイターが使っているペンタブレットメーカーとして、やはり描画用途を考える人も多そうだ。ここでは、下書きはあえて同機に対応していない一般的なペンで行い、清書を付属の「スパークペン」で実行することで、下書きの消しゴムかけを省略し、清書の線だけをデータとして取り込む様が披露された。

また、同社の無料クラウドサービス「Wacom Cloud」を経由して、ここで描いた線画データをPC上に送り、そこからはイラスト制作ソフトとペンタブレットを使って本格的な作業をすることも可能だという。デモでは、同社のエントリーユーザー向けペンタブレット「Intuos Comic」と、同製品付属ソフトで、コミック・イラスト用途に定評のある「CLIP STUDIO PAINT PRO」を用いていた。もちろん、手持ちのペンタブレット/描画ソフトに置き換えればそのまま通用しそうだ。

会場を見渡せば、仕事帰りとおぼしきスーツ姿の人からイラスト描画を黙々と試す人まで、多様な属性の人が集まっていた。現段階では対応するスパークペンのペン先はボールペンタイプ1種類、ノートのサイズはB5サイズまでとなっているが、ちまたで売られている文具に近い選択肢が得られれば、より一層の用途が広がりそうだと感じた。同製品の今後の展開にも期待したい。

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