最近の多くのウェアラブルデバイスは、極端な個性がないように感じる。腕輪型のスマートバンドは3軸加速度センサーによって歩数などの動きを検出するようなものがほとんどだし、メガネ型のスマートグラスだって、ユーザーに対して情報を表示するということが難しく、どれがベストと判断ができるものではないのが現状だ。

唯一個性がありそうなのが、時計型のスマートウォッチ。機能的な問題に加えて、高級腕時計風なルックスを備えたものが増えてきている。タグ・ホイヤーの製品などは一定期間が過ぎた後は内部を有料でメカニカルな時計に取り換えるサービスを行うという。Appleのような完全なデジタルメーカーと時計メーカーではアプローチが変わっていきそうだ。

そんななか、今までにないアプローチをするウェアラブルデバイスがでてきた。それがメガネメーカー、ジェイアイエヌが送り出した「JINS MEME」だ。JINS MEMEはメガネフレームにモジュールが仕込まれており、情報の表示はスマホのアプリを介して行う。

一体何ができるのかというと、主に目の動きから、ユーザーの疲労度、集中、バランスなどを計測できるのだ。ウェアラブルデバイスなので、特に一定の時間、計測するというものではなく、常時、計測していることができるのがその特徴だ。

普通のメガネにも見えるが、つるの部分が太いのがわかる

かけても一般的なメガネとなんにも変わらない