LINEと、セガゲームス セガネットワークス カンパニーは18日、ゲーム事業におけるマーケティングパートナーとして協業すると発表した。セガが持つモバイルのゲーム市場における実績と、LINEの持つ顧客基盤およびプラットフォーマーとしての実績を活かしていく。第1弾タイトルは今冬リリースの見込み。同日、都内では記者説明会が開催された。

LINE、セガネットワークスはゲーム事業で協業すると発表。コンシューマーゲーム機のタイトルと比較しても遜色のない、作りこまれたゲームを提供していくという

協業の狙いは?

説明会の冒頭、LINEの取締役CSMOである舛田淳氏が登壇して概要を説明した。同社がLINEプラットフォームの中で展開しているゲーム事業「LINE GAME」は11月19日で3周年を迎える。現在までに67タイトルが提供され、グローバルでは累計6億ダウンロードを突破した。舛田氏は「LINE GAMEは、世界中のゲームパブリッシャーの中でもトップクラスに位置している。調査機関によれば、2014年には世界4位にランキングされた」と胸をはった。エンタテイメントの側面からLINEを支える大きな柱に成長したLINE GAME。同社では事業の成長をさらに加速すべく、外部パートナーとの連携にも注力している。

LINEの舛田淳氏(写真左)。グローバルで累計6億ダウンロードを突破するなど、LINE GAMEはエンタテイメントの側面からLINEを支える大きな柱に成長している(写真右)

舛田氏が「LINE GAMEというと、一般の方はカジュアルゲーム、パズルゲームという認識をお持ちかもしれない」と話す通り、同プラットフォームではこれまで「LINE POP」、「LINE バブル」、「LINE ディズニー ツムツム」といった気軽に始められるタイトルが人気を集めてきた。しかし最近では、ミッドコアジャンルにおけるタイトルの拡充にも取り組んでいるという。「2015年はその形が見えてきた」と舛田氏。様々なゲームタイトルを提供しているセガとの本協業を通して、ミッドコアジャンルのさらなる強化を図っていきたい考えだ。