【レポート】

来年で10周年! 歴代iPhoneを振り返り、次期iPhoneを予想する

1 初代iPhone~iPhone 3GSまでを振り返る

海老原昭  [2015/11/05]
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初代iPhoneが発表されたのは2007年の1月(発売は6月)。ついに来年で10周年を迎える。少し気が早いが、これまでのiPhoneを振り返ってみるとともに、来年登場する「10代目のiPhone」にも思いを馳せてみたい。

日本には来なかった初代iPhone

初代iPhoneを紹介するスティーブ・ジョブズ

初代iPhoneは日本では販売されず、米国限定で発売された。このオリジナルiPhoneは正面から見た時のデザインは現在とほぼ同じだが、背面は上5分の4程度がアルミ製で、下側が黒いプラスチック製のツートンカラーになっていた。

メモリは128MBしか搭載しておらず、当初はサードパーティ製アプリによる拡張にも非対応。当時ジョブズは「アプリはHTML5で書いてくれ」と言っていたのだ。メモリ128MBと言うのもギリギリで、128KBしかメモリを積まず批判を浴びた初代Macを思い出したのは筆者だけではないはずだ。

通信規格は米国を中心に使われていたGSMの拡張規格「GPRS」と「EDGE」で、通信速度は1Mbpsにも満たない。動作速度も通信速度も、今の基準からは相当遅かったが、発表当時はイノベーションの衝撃の方が高かったのだ。

ビッグウェーブを巻き起こしたiPhone 3G

iPhone 3G

「iPhone 3G」は日本を含む70か国以上で展開。GPSを内蔵したほか、iOS 2.0を搭載してApp Storeによるネイティブアプリのインストールが可能になり、アプリ長者を続々と生み出すことになった。発売当初の長蛇の列はニュースでも大きく取り上げられ、以来発売の際の行列が一種の名物のような扱いになったのは記憶に新しい。

通信速度は3G(W-CDMA)/HSDPA対応で、EDGEから比べると相当高速になった。日本ではソフトバンクが独占的に扱うことになったが、当時はまだネットワーク展開が弱く、エリアの狭さが大きな弱点と言われることにもなる。

CPUやカメラなどは、実は初代iPhoneと変わらない。ボディ背面がポリカーボネート製になり、白と黒が選択できるようになったのもこの3Gからだ。

実用的な速度で使えるようになったiPhone 3GS

iPhone 3GS

2009年6月に登場した「iPhone 3GS」はiPhone 3Gの改良型。以来、「新デザインでSなし」→「同一デザインでSつき」という命名サイクルが定着している。ちなみに発表当初は「iPhone 3G S」と、GとSが離れていたが、発売までにくっつくようになった。

外見はiPhone 3Gと同じだが、メモリが256MBに倍増され、CPUもほぼ1.5倍高速化し、アップルは全体として約2倍高速化されたとしている。もっとも、多くのユーザーにとっては同時に登場したiOS 3によるコピー/カット&ペーストの実装の方が嬉しかったのではないだろうか(今となっては冗談のようだが、本当だ)。カメラがオートフォーカスになったのもこの機種から。

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インデックス

目次
(1) 初代iPhone~iPhone 3GSまでを振り返る
(2) 直線的なデザインが採用されたiPhone 4とiPhone 4S
(3) 多様化路線のiPhone 5シリーズ
(4) 画面の大型化が進んだiPhone 6シリーズ
(5) そして未来のiPhoneは?

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