iPhone 6s/6s Plusは、前モデルのiPhone 6/6 Plusと外見はほとんど変わらない。厚さや重さはわずかに異なるが、裏面の「S」ロゴの有無を除けばほぼ同じで、ケースやカバーのほとんどはそのまま使い回せる。新色のローズゴールドはともかく、スペースグレイなど従来からあるボディカラーならばひと目で見分けることは困難だ。
しかし、機能的には決定的に異なる点がひとつある。それは、液晶画面をプレスする(強めに押す)と作動する感圧タッチ機構「3D Touch」だ。iOS 9に標準装備されるアプリの多くが対応、ホーム画面でアイコンをプレスするとショートカットメニューを表示する「クイックアクション」を提供する。『メモ』は新規メモと新しい写真、『電話』は最近通話した人物や新規連絡先作成ボタン、といった具合に表示される内容はアプリによりさまざまだ。
このクイックアクション、実のところ積極的に使おうとしないユーザにとってはなくても困らない機能だ。タップ/ダブルタップなど従来の操作体系はそのまま引き継がれているため、使わずに過ごしてもかまわない。
だが、従来にない便利な機能がいくつかある。『連絡先』に用意されたクイックアクション「自分の情報を表示」はそのひとつで、自分の連絡先をたずねられたときスピーディーに応対することが可能になる。電話番号にせよ住所にせよ、まずは『連絡先』アイコンをプレスしよう。
「自分の情報を表示」を選択すると、『連絡先』に登録されている自分のページが表示される。自分の携帯電話番号を忘れてしまったので確認するというありがちなトラブルに対処するときはもちろん、同じiOS/OS XユーザであればAirDropですばやく自分の個人情報を伝えることができる。iPhone 6s/6s Plusユーザ限定ではあるが、自己紹介するなら『連絡先』を押し込む、と覚えておきたい。
操作手順をカンタン解説
(提供:iPad iPhone Wire) |