セールス・オンデマンドは10月16日、スウェーデンの空気清浄機専業メーカーであるブルーエアの空気清浄機「Blueair Sense+(ブルーエア センス プラス)」(以下、Sense+)と室内の空気をモニタリングする「Blueair Aware(ブルーエア アウェア)」(以下、Aware)を国内発売すると発表し、同日より予約受付を開始した。発売は12月9日。直販価格(税別)はSense+が54,500円、Awareが25,000円。なお、発売前に予約した場合はいずれも5%オフになる。

Blueair Sense+

Blueair Aware

Blueair Friend

Blueair Sense+

Sense+は、Wi-Fi機能を搭載した空気清浄機。家庭内のWi-Fi環境に接続し、クラウド経由でスマートフォンアプリ「Blueair Friend(ブルーエア フレンド)」と連携する。アプリからはSense+の運転速度や電源ランプの調整、スケジュール設定などの操作が可能だ。後述するAwareが測定したデータをもとに、自動制御を行うオートモードも備える。

外観デザインは前モデルの「Blueair Sense」とほとんど変わらないが、ファンを改良したことによって、推奨フロア面積が~14平方m(8畳)から、~18平方m(11畳)へ拡大。CADR値(※)は、タバコの煙が120、ホコリが140、花粉が150といずれの項目でも20%以上アップした。
※:クリーンエア供給率。米国家電協会が定めた指標で、空気清浄機が1分間あたりに供給する清浄な空気の量を表す。数値が高いほど部屋の空気を浄化するスピードが速い。

【左】Awareの観測データをスマートフォンでチェック。Sense+のコントロールも可能。【右】従来通り、手をかざすとぼわっと表示が浮かび上がる。本体天面の上で手をゆっくり通過させることで、オン・オフ、スピード1/2/3の切り替えが可能

独自の「HEPA Silent テクノロジー」を引き続き採用。HEPA Silentテクノロジーとは、フィルターをマイナスに帯電してゴミを吸着する方式のこと。目の大きさが異なる3層を組み合わせた「3ステップ HEPASilentフィルター」は、目詰まりしにくく、風量を維持できる。

サイズはW470×D170×H492mm、重量は約11kg。定格消費電力は36W。運転音はスピード1で32dB、スピード2で43dB、スピード3で53dB。カラーはPolar White、Warm Gray、Leaf Green、Midnight Blue、Ruby Red、Graphite Blackの6色。

Blueair Aware

Awareは、室内の空気環境をリアルタイムで観測するエアーモニター。PM2.5やVOC(揮発性有機化合物)などの微粒子、ニオイ、温度、湿度を計測する。空気の汚れ具合は本体前面のライトで表示。汚れている場合はオレンジ、キレイな場合は青のライトが点灯し、さらに、点灯するバーの長さによってそれぞれ3段階、計6段階で空気の状態を知らせる。

【左】Blueair Aware。【右】空気が汚いときはオレンジで点灯

Wi-Fiにも対応しており、クラウド経由でスマートフォン向けアプリ「Blueair Friend」からデータを確認できる。Blueair Friendでは、日ごと、週ごと、月ごとに計測結果をグラフ化して閲覧可能だ。Awareで観測した空気の状態をふまえて、前述のSense+を自動運転できる。サイズはW80×D80×H194mm、重量は350g。消費電力は0.7W。

Blueair Friend

Blueair Friendは、Wi-Fi機能を搭載したブルーエア製品と連動するスマートフォン向けアプリ。先述したとおり、Awareが観測したデータを蓄積していくだけでなく、世界各国の空気環境の情報を集めて提供する機能も持つ。

Blueair Friendの画面イメージ。【左】リアルタイムで観測データを閲覧できる。【右】グラフ化して表示も可能

対応OSはiOS 8.0以上。Android版も近日リリースされる予定だ。日本語版についても近日中に提供開始する。ダウンロードは無料。

次ページでは、スウェーデン大使館にて開催されたローンチイベントの様子をレポートする。