「猫カフェにペンギンバーも! あの動物に会えるカフェ4選 - 東京・西部編」に続くパート2は、さらにいろいろな動物と戯れてみたい人必見! 涼しくなってきた秋に、心も身体も温まる東京西部のカフェ5選を紹介しよう。

あの動物とも触れ合える……かも(写真は「いけふくろうcafe」より)

犬も猫も楽しめる、おトク感満載のカフェ

「犬と猫、どちらとも遊びたい! 」もしくは「彼は犬が好きだけど私は猫が好き! 」という人に朗報。「わんにゃんカフェ NeoNeo」(板橋区)は1階が犬カフェ、2階が猫カフェになっているという珍しいカフェなのだ。

1階の犬カフェでは2匹の看板犬「ソラ」と「ナナ」がお出迎え。どちらもキャバリエという小型犬で、それぞれに性格も違うという。また、犬を連れての入店も可能なため、たくさんの犬をそばで見ることもできるかも。2階の猫カフェにはマンチカンやスコティッシュフォールドなど、様々な種類の猫スタッフと遊ぶことができる。店内にあるおもちゃで猫の気を引いてみてもいいだろう。

どちらのカフェでも、挽きたての豆で淹れたコーヒーや数量限定の手作りシフォンケーキを楽しめる。時には猫、時には犬に癒やされながら、ここでゆったりした時間を過ごしてみるのもいいだろう。アクセスは都営三田線「志村坂上駅」より徒歩10分となる。

ワンちゃんのお散歩もできる!

猫カフェの猫たちは自由気ままに過ごしていて意外とそっけないことが多いもの。もっとがっつり癒やされたい場合は、いつでも熱烈大歓迎してくれる犬に会いに行ってみよう。

「DOG HEART from アクアマリン」(渋谷区)には、小型のトイプードルやビーグルのほか、犬カフェでは珍しい大型犬のゴールデンレトリバーもいる。別料金で犬のお散歩体験もできるため、なかなか飼えない大型犬の飼い主気分を楽しんでみてはいかがだろうか。秋の代々木公園を犬と歩いてみたら、いつもの風景が違って見えるかもしれない。

室内で犬と遊ぶ「ふれあい広場」は予約不要のため、「犬に癒やされたい! 」と思った時にすぐ行けるのがいいところ。お散歩に連れ出したい犬がいる場合は予約をしておいた方がいいだろう。ここは犬とのふれあいをメインにしているため、いわゆる"カフェ"というスタイルではない。コーヒーではなく、犬にリラックスさせてもらおう。

アクセスは東京メトロ千代田線「代々木公園駅」より徒歩2分となる。

豪快! 鷹のいるカフェ

普段は動物園くらいでしか見ることのない鷹のいるカフェが、ジブリ美術館で有名な三鷹にある「鷹匠茶屋」(吉祥寺)だ。オーナーが鷹匠とのことで、常時店内の一角に鷹やハヤブサなどがいるのがポイント。

「猛禽類を愛する全ての人が、来て・見て・くつろげるショップ」がコンセプトで、鷹などを同伴して訪れる人もいるという。ちなみに、鷹を飼う人を「ファルコナー」と言うらしい。もちろん鷹を飼っていなくても入店OK。もしも飼ってみたくなったらここで買うこともできるそう。オーナーに飼い方を相談してみよう。

注文できるメニューはカレーやしょうが焼きなど、どちらかというとカフェというより"喫茶店"というノリのものが多い。鳥たちに触ることはできないが、豪快でかっこいい鷹を間近に見ながらのランチというのも面白いのではないだろうか。

アクセスは各線「吉祥寺駅」より徒歩20分、もしくは駅よりバスを利用しよう。

ふわふわなフクロウに触れる!

鷹と同じ猛禽類のフクロウ。これまたなかなか自然にお目にかかれることのできない生き物だろう。そんなフクロウに触れることのできるカフェが、「いけふくろうcafe」(池袋)だ。

ここでは、人に慣れた約14羽のフクロウスタッフがお迎えしてくれる。フクロウを手に乗せてみたり、触れたりしてみよう。頭をなでてみると予想外にフワフワしているという。犬が甘えてやるように、くちばしで甘噛みするなんてこともあるらしい。賢い鳥ならではだろう。時間ごとに入れ替え制での入店のため、予約をした方がスムーズに入れる。

アクセスはJR「池袋駅」より徒歩2分となる。

東京で大量のリスに囲まれる

カフェではないが、ぜひ訪れてみたいのが「町田リス園」(町田市)。園内に放し飼いされている200匹のリスに直接ヒマワリの種などをあげることができる。

リスが手にのってきたり、足からのぼってきたりなんてこともあるそうだ。長ズボンをはいた方がいいかもしれない。旅先でリスを見かけても、近づくと一目散に逃げてしまうことも多いもの。そんなリスに取り囲まれるなんて経験はなかなかできるものではないだろう。リスの他に、ウサギ、モルモット、大きな陸ガメなどと遊ぶこともできるそう。屋外のため、自然の中で触れ合えるのが意外と新鮮かもしれない。

アクセスは小田急線「町田駅」よりバスを利用しよう。


東京なのに楽しめる動物三昧。犬のなんちゃって飼い主になってみるのもよし、鷹を目の前で観察するもよし、動物園やペットショップよりももっと身近な動物とのふれあいを楽しんでみてはいかがだろうか。

※写真はイメージで本文とは関係ありません

筆者プロフィール: 木口 マリ

執筆、編集、翻訳も手がけるフォトグラファー。旅に出る度になぜかいろいろな国の友人が増え、街を歩けばお年寄りが寄ってくる体質を持つ。現在は旅・街・いきものを中心として活動。自身のがん治療体験を時にマジメに、時にユーモラスに綴ったブログ「ハッピーな療養生活のススメ」も絶賛公開中。