来年の手帳、もう決めましたか? 今回は手帳選びに迷っている方へ、ちょっと個性的なイチオシ手帳を3冊ご紹介! 少し変わった見た目や仕掛けで、使いやすい機能満載の実力派手帳を集めました。

仕事やプライベートでスムーズにスケジュール管理したい人はもちろんのこと、人とは違う手帳を使ってみたい方にもおすすめです!

ヨコにもタテにも使える!? 「ブラウニー手帳」

まずは「ヨコにもタテにも使える」というキャッチフレーズが印象的な「ブラウニー手帳 ダイナリー」をご紹介。

見てください。横軸にも縦軸にも、日付が印刷されています。

brownie「ブラウニー手帳 ダイナリー」

一瞬、どう使えばいいかわからないかもしれませんが、このヨコにもタテにも使えるデザイン、とても便利なんです。

ヨコにすれば1日のスペースが縦長になるので、バーチカル形式で使えますし、タテにすれば横書きに対応したホリゾンタル式に。ヨコとタテ、自分の好きな向きで使えるのはもちろんのこと、例えば「ヨコはプライベート、タテは仕事」などヨコとタテで用途を分けて両方同時に使う方法も!

マンスリーページはガントチャートとしても使用できるので、プロジェクトの流れを把握するのにぴったりです。

以前から販売されていたA6サイズに加え、今年はもう少し大きめのA5スリムサイズ「ダイナリー」が登場。より多くの予定やタスクを書き込みたい人にはうれしいサイズですね。

アイディア次第で自由自在に使える「ブラウニー手帳」。仕事の内容に合わせて独自の使い方を考えるのもまた楽しいかも!?

2週間の予定を常に見渡してスケジュール管理! 「スライド手帳」

続いては画期的なシステム手帳リフィル「スライド手帳」をご紹介。このリフィルの最大の特徴は、「常に最新の2週間の予定を見渡せる」こと。リフィルの両側にリングを通す穴があいていて、リフィルを一度外して反対側へスライドさせることで、常に今週と来週を1見開きで見ることができるんです。

あたぼう「スライド手帳」

こちらは「スライド手帳バイブルサイズ」のリフィルを驚くほど平らに開くバインダー「HIRATAINDERバイブル type G(黒)」にセットしたもの。左側が今週、右側が来週となっていて、今週が終わったら右側のリフィルを左側へとスライドさせます。

その仕組みは以下の動画で詳しく紹介されています。

スライド手帳の使い方

リフィルは店頭販売品だと日付が印刷されていませんが、インターネットで購入すれば日付印刷オプションを選ぶことも可能。縦置きタイプなどバリエーションも豊富です。

常に先の予定を見ることができるので、スケジュール管理がスムーズになること間違いなしですね。

月間から週間にパッと移動! 「Pat-mi」

最後にご紹介するのは、今、最も注目の手帳「Pat-mi」です。この手帳、特殊な構造によって、月間の予定と週の時間管理がひと目でわかるようになっているんです。

コクヨ「Pat-mi」

開いてみると、中身はこのような見た目。上段にバーチカル式の週間カレンダーがあり、その下に月間カレンダーが配置されています。

例えば1月18日の予定を見たいときは、月間カレンダーの1月18日部分をめくってみましょう。

月間カレンダーの1月18日部分をめくってみると……

すると、その真上に18日の時間軸が登場します。月間を見つつもその日の詳細な予定がパッと見られる構造になっているんです。

真上に18日の時間軸が登場

今までの手帳だと、月間カレンダーページを見ているときには週間のページを同時に見ることができませんでした。月間には予定を書き込んでいたのに、週間の方に書いていなかったから予定を忘れていた、なんていうミスをしたことがある人も多いのではないでしょうか。そんな単純なミスも、この「Pat-mi」なら確実に防げます。

「Pat-mi」は1カ月ごとに冊子が分かれている分冊スタイルなのもポイント。使い終わった月の分や、まだ使わない月の分は持ち歩かなくていいので、手帳を軽量化できますね。なお、専用のホルダーには2カ月分まで挟んで持ち歩くことができます。仕事のスケジュールの全体と詳細を同時に見たい人には是非おすすめしたい手帳です。

いかがでしょうか。見た目や機能が個性的な手帳を3冊ご紹介しましたが、使ってみたい手帳はありましたか?

手帳の使い心地は仕事のはかどり具合にも直結します。自分の使い方にぴったりの手帳を是非見つけて、スムーズかつ確実なスケジュール管理を実現してくださいね。

【今回紹介した文房具】
brownie「ブラウニー手帳 ダイナリー 2016年
あたぼう「スライド手帳
コクヨ「Pat-mi


まき(福島槙子)
文房具の魅力を発信するウェブマガジン「毎日、文房具。」副編集長。文具プランナーとして文房具の情報を発信しています。その人その人にぴったりの文房具を見つけるお手伝いや、日々の生活に役立つ文房具、主婦目線での文房具の使い方をご提案。レディのための文具ユニット「文具lady.」としても活動中。