【ハウツー】

「Android M」で日本語文書の見映えが変わる? - いまさら聞けないAndroidのなぜ

海上忍  [2015/10/13]

多種多様な候補から自分好みの端末を選択でき高度なカスタマイズが可能、それがAndroidの魅力であり強みです。しかし、その自由度の反面わかりにくさを指摘されることも少なくありません。このコーナーでは、そんな「Androidのここがわからない」をわかりやすく解説します。今回は、『「Android M」で日本語文書の見映えが変わる?』という質問に答えます。

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「Android 6.0 Marshmallow」では、日本語フォントが変更されます。かな/漢字のデザインが変われば、日本語文書はもちろん画面全体の雰囲気にも影響がおよびますから、見映えが変わるという点は確かです。

Android 6.0で採用される「Noto Sans CJK」は、AdobeとGoogleが共同開発したPan-CJK typeface familyの独自バージョンという位置付けです。Android 5.0 Lollipopに採用されている「モトヤフォント」と比較すると、ウェイト(線の太さ)の種類が7種類と豊富で、デザインの自由度が高まります。ライセンスはApache License 2.0であり、再配布を含め自由に利用できます。

ベースとなったPan-CJK typeface familyは多国語対応であり、日中韓3カ国それぞれの"漢字の差"に対応したオープンソースフォントの必要性を認識したGoogleの提案で開発がスタートしました。デザインにはAdobeとのパートナーシップのもと、イワタ(日本)とサイノタイプ(中国)、サンドルコミュニケーション(韓国)という3カ国のフォントメーカーが参加しています。

Noto Sans CJKを採用することのメリットは、デザイン面での変化もありますが、漢字の国ごとの差を理解できない外国人開発者の助けにもなります。たとえば、日本語対応をうたう海外製の端末を利用すると、中国向けフォントしか収録されていないために、日本語文書の漢字が中国語風デザインで表示されてしまうことが時折ありますが、Noto Sans CJKでは言語を選択するだけで適切なフォントが表示されるようになると考えられます。

Android 6.0で採用される「Noto Sans CJK」は、デザインの質的向上だけでなく、海外製端末で日本語を表示すると中国語フォントが表示されてしまう問題の解消にも役立ちそうです

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