iPhone 6s、iPhone 6s Plusが9月25日に発売され、最初の3日間に世界で1300万台が販売された。最初の発売国に初めて中国が含まれたことで作り出されたこの数字の裏で、米国や日本のApple Storeでは行列が予約販売によって抑制され、盛り上がりに欠ける印象もあった。

実際に日本でも、発売後3日間の販売数が減少したと報道された。その理由として、もともとiPhoneのシェアが既に6割と十分に高い市場であり、画面拡大によるiPhone需要が一巡しつつある点と、円安によって価格が高騰している点、入荷数の問題などが指摘されている。

米国市場では、販売の中心が64GBモデルに移行したという。RBC Capital Marketsの調査によると、64GBモデルを購入したいと答えたユーザーは51%で、16GBモデルを選択した人は1/4に減少した12%となり、128GBを選んだ人の16%を下回る結果となった。 ご存じの通り、iPhoneは保存容量によって、100ドルずつ価格が上がる設定となっており、64GBモデルの販売が増えたということは、1台あたりの販売価格が上昇したことになる。

また、前述のRBCの調査では、回答者の20%がiPhone Upgrade Programを利用する予定であると答えている。

筆者は毎年米国でiPhoneを購入する。昨年まではVerizon Wirelessで2年おきに割引販売を受けてきたが、2014年末にT-Mobileに乗り換えたことから、今年から割引販売を受けられないことになっていた。そこで、Apple Storeで予約の上、iPhone Upgrade Programを利用してみることにした。