すき家本部は10月29日、「新 牛すき鍋定食」(税込680円)を全国の「すき家」店舗で発売する。2014年2月に初登場し、4回目の販売となった牛すき鍋だが、今回は商品名に"新"が付いている。何が変わったのか、このほど行われた試食会で確かめてきた。

「新 牛すき鍋定食」(税込680円)

4種類の野菜を追加し、ボリュームアップ

同商品は、具材を甘い味付けの割り下で煮込んだ「牛すき鍋」とご飯、卵、漬物がセットになった定食。固形燃料で火にかけられながら提供されるので、常に熱々の状態だ。

具材は、牛肉と白菜、玉ねぎ、豆腐、白ねぎ、うどんに、にんじん、青ネギ、しいたけ、白滝が新たに追加された。見た目から「おいしそう!」と思えるように、色鮮やかで鍋に合う野菜を選んだという。

また、この商品は野菜の量が多い。同社は今年の5月から、「すき家で健康」というコンセプトでメニュー開発をしており、今回の牛すき鍋には厚生労働省が推奨する、一日に必要な野菜摂取量の約3分の1が入っているそうだ。がっつり食べておなかを満たすだけでなく、健康も意識できるのはうれしい。

彩り豊かな野菜がたっぷりと入っている

新鮮な肉のうまみを堪能!

肉を口に含んだ瞬間、まずぷりぷりとした食感に驚かされる。店舗で生肉から調理するようになったことで、この新鮮な食感を生み出せたとのこと。さらにかみしめるほどに、割り下がよく染み込んだ肉のうまみを感じた。特製の割り下には、牛脂が新たに加えられ、よりコクのある味わいになっていた。

こだわった牛肉は、ぷりぷりとした食感に

試食会には、同社代表取締役社長の興津龍太郎氏が参加。商品開発のために、週に2回は牛すき鍋を食べているという同氏は、「家族連れ、特にお子さまに好まれる味だと思っています。毎回勉強をかさねて、今回の味に至りました。肉とうどんにこだわった商品ができたかなと思います」とアピールした。3月末までの販売を予定している。

試食会に参加したすき家本部代表取締役社長の興津龍太郎氏