レイコップ・ジャパンは10月5日、ふとんクリーナーの新製品「レイコップ RS2」を発表した。発売は10月29日で、希望小売価格は税別37,000円だ。

【左】レイコップ RS2。カラーバリエーションはグリーン、ブルー、ピンク、ホワイトの4色。グリーンは公式オンラインストア限定。【右】レイコップ RS2と、レイコップ・ジャパン 代表取締役社長 リ・ソンジン氏

新製品のレイコップ RS2は、2013年10月に発売された「レイコップRS」の後継機種。現在発売中のレイコップシリーズの中では、スタンダードモデルにあたり、最上位モデルの「レイコップRP」と、エントリーモデルの「レイコップLITE」の中間的な位置づけとなる。なお、旧モデルのレイコップRSも併売していく。

レイコップ RS2の新機能、および改良点

新機能の目玉となるのは「ふとんケアコントロール」。従来は吸引力の強弱切り替えしかできなかったが、レイコップ RS2は布団の種類と素材に合わせて、ブラシの回転数、叩きの回数、吸引力を最適化した3つのモードを搭載した。用意されるモードは「敷き布団」「掛け布団」「羽毛布団」。掃除したい寝具に合わせてモードを切り替えられる。

フィルターのハウスダストの量を圧力センサーで感知し、フィルターの手入れ時期を知らせる「標準フィルター洗浄お知らせ機能」を新しく搭載。そのほか、布団表面に照射し除菌を行うUVランプを、従来の8Wから最上位モデルのレイコップRPと同じ11Wにアップした。「ふとんブラシ」と吸込口の幅は従来の14cmから20cmに広くなり、一度にカバーできる範囲が拡大したことで、清掃時間の短縮につながったとしている。

また、これまでは別売だった収納台も同梱されることになったほか、電源コードも本体内へ巻き取るコードリール式へと改良されている。肌に直接触れる寝具に使用する機器であるという点から、底面と電源コードにも抗菌加工が施された。

本体サイズはW383.1×D434.8×H166.4mm、重量は約2.4kg。従来モデルに比べて、幅が約2cm、高さが約1cmほど大きくなり、重さが100gほど増えている。一方で、定格消費電力は従来の350Wから300Wへと小さくなり、吸込仕事率は弱くなっているが、「それぞれのモードで吸引力、ブラシ、叩き回数を最適化しているので、効率よくハウスダストを除去できる」という。

布団を叩く「たたきパッド」は引き続き2つ。叩きのスピードは、従来モデルでは毎分4,000回に固定されていたが、新モデルでは毎分4,600~5,000回の範囲で変動するうえ、より高速になった。

全体に抗菌加工が施された本体底面。ふとんブラシと吸込口の幅が14cmから20cmへと広くなった

本体操作部。丸い電源ボタンで電源のオン・オフ、モード切り替えを行う

【左】布団の種類に応じてモードを切り替えられるのは、レイコップシリーズでも初めて。実際に動かしてみた感じだと、敷き布団モードの場合が最も滑らかに動かせるといった印象。【右】UV-Cランプは8Wから11Wにパワーアップ(編集注:撮影のために特別にUVランプを照射させています。読者のみなさんは真似しないでください)

ユーザーから要望が多かった、巻き取り式の電源コード。コードの長さも5mから3.8mに短く、また若干細くなり、取り回しがよくなっている

これまで別売だった収納台は標準の付属品に

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