Apple Watch初の大型アップデートとなる「watchOS 2.0」がリリースされた。さまざまな機能がサードパーティに解禁されることで、機能面などで、どちらかといえば「大人しい」印象のあるApple Watchに対するイメージを払拭することが期待されるアップデートだが、実際にはどうだろうか。

アップデートは約500MB超

watchOS 2.0のアップデートは、iOSの「Watch」アプリから行う。アップデートは約522MBで、アップデートの実行には「Apple WatchとリンクされたiPhone」「Wi-Fi接続されたインターネットアクセス回線」「Apple Watch用充電器」が必要になる。

インストールにかかる時間はおよそ1時間程度。Bluetoothで500MB超ものアップデータをApple Watch側に転送し、システムを書き換えるため、どうしても多少時間はかかってしまう。この間、Apple Watchの充電器が外れるとアップデートが止まってしまうので、必ず充電が安定して行える場所でアップデートをかけてほしい。

文字盤はここが変わった

アップデート後も、一見すると大きな違いはないように見える。watchOS 2.0での主な変更点は「文字盤の追加3種類」「ナイトスタンドモードの追加」「タイムトラベルモードの追加」「友達の単独追加」「ネイティブアプリの解禁」「サードパーティ製コンプリケーションの解禁」といったところだが、順に見ていこう。

まず文字盤だが、「タイムラプス」「フォトアルバム」「写真」はいずれも写真に関するもの。後者2つはユーザーが好きな画像や写真を文字盤に設定できるということで、自由度が低いと言われてきたApple Watchにとっては汚名返上というところだろう。

左から「タイムラプス」「フォトアルバム」「写真」の選択画面と表示例。「フォトアルバム」は表示するたびに写真が切り替わる