【レビュー】

ソニー「ウォークマン NW-ZX100」を試し聴き - 高音質設計をさらに追求しつつ、軽量化と長時間駆動を実現

1 第3世代のハイレゾ・ウォークマン

 
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白熱するポータブルオーディオ人気の中、「ハイレゾ・ウォークマン」ことウォークマン ZXシリーズの3世代目となる「NW-ZX100」が発売される。何が変わり、何が変わらないのか、肝心の音はどう響くのか、いち早く入手した実機のインプレッションをお伝えしよう。

「ウォークマン NW-ZX100」。発売は10月10日予定、推定市場価格は約67,000円(税別)

3世代目のハイレゾ・ウォークマン

2013年発売のNW-ZX1に始まる「ハイレゾ・ウォークマン」は、何より音質が身上。再生周波数やハイレゾ再生というスペックではなく、高剛性シャーシや高音質パーツの採用など物量重視の設計が訴求点であり、そこがポータブルオーディオファンに評価された。どちらかといえば、デジタルアンプ「S-Master HX」や帯域拡張技術「DSEE HX」は高音質を獲得するための手段に過ぎず、ユーザーもその点を心得ている。

一方、ポータブルオーディオプレイヤーとしての総合力となると、バランスを欠いた点があったことは否めない。初代ZX1は約139gだったが、2世代目ZX2はそれを大きく上回る約235gとなり、身軽さという点ではマイナス方向に振れた。バッテリーもZX2で改善されたとはいえ、ハイレゾ音源再生時で最長33時間と、オーディオ専用機としては若干もの足りない。ZX2は価格も約12万円と重量級だ。音質は最重要、されど……ということろか。

ハイレゾ・ウォークマンの3世代目となるZX100は、バランスに配慮した製品といえる。ZX1に始まる高音質設計を継承し、さらに磨きをかけつつも軽量化を図り、バッテリーパワーを伸ばし、価格を抑える。音質というアイデンティティを保ちつつも、より幅広い層に受け入れられるようバランスをとった、ポータブルオーディオプレイヤーとしての総合力を重視したモデルなのだ。

ZX100(左)とZX1(右)を正面から比較。液晶パネルは3.0インチに小型化されているが、下部にハードウェアキーが配置され操作しやすくなった

そのため、ZX1やZX2と機能は多少異なる。まず、OSについてはZX1/ZX2ではAndroidを採用していたが、ZX100では独自OSに回帰。よって、アプリの追加による機能のカスタマイズはできない。Wi-Fiはサポートされず、DLNAも利用できないことから、BCR-NWH10(オプションのハイレゾ出力対応クレードル)を利用したネットワークプレーヤー化の道も閉ざされている。

一方、ハイレゾ対応のデジタルノイズキャンセリング機能に対応し、屋外での利用の場は広がった(別売のMDR-NC31/NWNC33が必要)。ZX1/ZX2のDNAを継承しつつも、サウンドリスニングに対するアプローチを変えてきたモデル、という理解でいいだろう。

ZX100(左)の背面。ZX1(右)ではほぼ全域を覆っていたラバーグリップが、出っ張り部分には貼られなくなった

液晶面を下にして撮影したZX100の側面。下部の出っ張りはあるが、ZX1と比較すると穏やかなレベルになった

microSDカードスロットは右側面に用意されている。内蔵メモリとあわせると、最大256GBの大容量を確保できる

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インデックス

目次
(1) 第3世代のハイレゾ・ウォークマン
(2) ZX1/ZX2と比べ変わったこと、変わらないこと
(3) ポータブルオーディオプレイヤーの現実解
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