【レポート】

パナソニック神戸工場の潜入レポート - IHクッキングヒーターの軌跡を追う

1 IHクッキングヒーターは神戸工場で生まれている

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兵庫県神戸市のアプライアンス社キッチンアプライアンス事業部神戸工場

パナソニックは、IHクッキングヒーターの生産拠点である兵庫県神戸市のアプライアンス社キッチンアプライアンス事業部神戸工場を報道関係者に公開した。国内のIHクッキングヒーター市場では約55%のシェアをパナソニックが獲得しており、2014年7月における同工場の累計生産台数は500万台を達成している。

IHクッキングヒーターは、磁力発生コイルから発生した磁力線が鍋底を通過する際にうず電流となり、その電気抵抗で鍋全体が発熱する仕組みだ。火を使わないため、高齢者の使用や災害時にも安心という特徴のほか、熱効率90%の高火力、輻射熱が少ない快適性、トッププレートがフラットであることから掃除が簡単といったメリットもある。

【左】IHクッキングヒーターの内部構造。【右】パナソニックのIHクッキングヒーターの基本構造

「快適キッチン空間の創造により、健康で豊かな食文化の向上に貢献し、世界中のお客様に感動をお届けする」ことを事業ビジョンに掲げ、IHクッキングヒーターのほか、電子レンジ、食洗機の事業を担当。国内では、滋賀県草津市の草津工場を本拠に、兵庫県神戸市の神戸工場、兵庫県加東市の加東工場の合計3拠点を持つ。また、海外では、中国・杭州など3拠点のほか、イギリス、タイ、インド、ブラジル、マレーシアに各1拠点、合計8拠点を擁し、国内では814人、海外では4,107人が勤務する。

国内3拠点のうち、草津工場は食洗機事業、加東工場は炊飯器セット事業を担い、神戸工場ではビルトインIHクッキングヒーター、ビルトインレンジ、業務用レンジなどを生産している。

神戸工場には約750人が従事。ビルトインIHクッキングヒーターは9ラインで年間45万台、据え置きタイプは1ラインで年間10万台、ホットプレートなどのIH調理器は1ラインで年間20万台を生産している。また、電子レンジは1ラインで年間5万台、業務用・卓上タイプは2ラインで年間10万台。コンビニエンスストアのローソン向けに業務用電子レンジを製造している。

【左】神戸工場で生産されている数々の製品。【右】神戸工場ではIHおでんウォーマーも生産

【左】コンビニエンスストアで見かける電子レンジも生産している。【右】こちらは輸出用の電子レンジだ

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インデックス

目次
(1) IHクッキングヒーターは神戸工場で生まれている
(2) IHクッキングヒーターの軌跡
(3) パンケーキがずっと同じ色
(4) IHクッキングヒーターの展望
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