「ノーと言えない日本人」。古くからある言葉だが、世代が変わっても頼まれごとを断るのは難しいだろう。

それどころか、Forbesの記事「職場でノーという方法(原題:How To Say No At Work)」を見ると、海外でも「ノー」は簡単に使える言葉ではないようだ。

記事によると、企業は"効率化ブーム"にあやからんとばかりに、従業員に多くを求める傾向にあるのだという。従業員はもとより、インターンや提携先でさえ、これまで以上の効率的な作業を求める傾向がある。これを聞くと、「ブラック企業」などの言葉を頻繁に見かける日本と、トレンドとしてはあまり変わらないように思えてくる。

では早速、記事が伝える「ノー」と言える方法を見てみよう。

すぐに返事をしない

仕事を頼まれたら「できる」「できない」という返事を即答するのではなく、きちんとした仕事をするのにどのぐらいの時間がかかりそうかを考えよう。

持ちかけられた仕事を現在の仕事の流れに組み込むとどうなるのか、「他の仕事への影響は?」なども考慮すべき点となる。

「◯◯時までに返事します」と答えることは失礼ではないし、むしろきちんと考えて仕事をしていることをアピールできる。常識ある上司なら理解するはずだ。

ノーの結果を考えておく

断る際はメリットとデメリットの両方を考えておこう。

やりたくない仕事かもしれないが、案件によっては将来役に立つネットワークができるかもしれない。

キャリアにとって有効になるなら、「ノー」という答えありきではなく、「イエス」に転じることもあるだろう。

代案を出す

「ノー」が決まったら、持ちかけた相手をばっさりと切る言い方ではなく、相手を助ける姿勢とともに断ろう。

タイミングをずらせるのであれば「◯週間後であれば、できそうなんですが……」などと代案を持ちかけてみよう。そうすれば、相手もまた、頼みたいという気持ちになるだろう。

あるいは、「他の方法で手伝うことができないか」と聞いてみるのも良さそうだ。

対面で伝える

メールと対面では距離感が違うし、伝わり方も違う。

文字では硬くて冷たい言葉でも、対面で、顔の表情や声とあわせて伝えることで、印象が大きく変わっってくる。

同じ社内で気軽に会える環境であれば、メールではなく、対面で直接「ノー」を伝えよう。

説明は簡潔に

断る時に説明する理由にも注意を払いたい。ポイントは「簡潔」。

例えば、自分の手帳を見せながら「予定がぎっしり詰まっていて」などというと、上司が勝手に優先順位を変えようとするかもしれない。

「理由を明確に簡潔に伝える」というポイントは、一番のキモかもしれない。