iPhoneの新機種である「iPhone 6s」、「iPhone 6s Plus」が発表されたが、それはディスプレイサイズが大きくなるとか、カメラの画素数が向上するといった今までの延長上ではない進化を見せている。本稿では、iPhone 6sの機能を、iPhone 6、iPhone 5sと3世代に渡り、スペック面や機能面から比較し、進化した点を探っていきたい。

左からiPhone 6s Plus/6s/6 Plus/6/5s

次元の異なるUIを持つ6s

6sの大きな特徴の1つが、ディスプレイをタッチする強さを検知し、メニューを表示したりすることができる「3D Touch」だ。今までは、ピンチ、ズーム、スワイプのようなディスプレイ上で指を滑らせる操作、触ることによるタップで行われていた。この操作にしても、Appleが世に広めたものだと言っていい。

「3D Touch」で新しいユーザーインターフェースを実現する

これに加わる新たな操作方法が3D Touchだ。今までの操作は1次元のタップ、2次元のスワイプだったが、3D Touchでは“押し込む”という操作が可能となっている。

これにより、6sシリーズはより効率的な、ショートカットした操作ができるようになった。たとえば、アプリのアイコンを押しこむことで、サブメニューが表示され、アプリを起動した後に操作する必要があったことが、実行できる。これは当然、アプリ側の対応も必要だが、FacebookやInstagramのようなメジャーなアプリはすぐにこの機能に対応するようだ。そして、そのほかのアプリもすぐに対応するようになるだろう。

アプリアイコンを押し込むことでメニューが表示される

では、3機種を比較していこう。