「らくがき」というと、小さい頃に家の壁や机をぐちゃぐちゃにして怒られた方もいらっしゃるのではないでしょうか? でも、らくがきはちょっとした気分転換になることもありますし、何げなく書いたひと言やデッサンからアイデアが生まれることも多くあります。

また、悩んでいることやネガティブな気持ちを文字に書いたり、自由に絵を描いてみると、それだけでモヤモヤしている心が整理されてスッキリとした気分になることも。らくがきは"子供のいたずら"という概念だけでなく"大人のストレス解消法"としても注目されています。

さて、今回はそんならくがきを"怒られることなく"思う存分にできてしまうカフェバーをご紹介します。仕事でストレスを抱えているアナタは必見かも!?

『GINZA RAKUGAKI Cafe & Bar by Pentel』がオープン

銀座に期間限定「ラクガキカフェ&バー」が登場

東京・銀座に2015年9月6日から10月31日までの間、期間限定で『GINZA RAKUGAKI Cafe & Bar by Pentel』がオープンします。

『GINZA RAKUGAKI Cafe & Bar by Pentel』とはその名のとおり、店内のテーブル、椅子、真っ白な壁、床さらには窓や柱など店内にあるものに自由にらくがきすることができるお店です。昨年も6月2日から7月27日までの間、期間限定でオープンしたのですが、口コミで人気が広がり、何と約2か月間で6,000名以上の方が来店されたそうです。

昨年は2カ月で6,000名以上が来店

今年は芸術の秋にオープン。テーマは美術館!?

今年の『GINZA RAKUGAKI Cafe & Bar by Pentel』のテーマは"美術館"。店内には誰もが見たことがあるゴッホやフェルメール、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ムンク、マネによる有名絵画や石こう像がズラリ。もちろんこの絵画や石こう像にもらくがきをすることが可能です。

絵画や石膏像にもらくがき

フェルメールの真珠の耳飾りの少女もらくがきでご覧のとおりギャル風に大変身。楽しいです。

真珠の耳飾りの少女もギャル風に!?

運営は、「表現」する道具をつくり、「表現」することを手助けする会社になることを新ビジョンとして掲げた筆記具メーカーのぺんてる。店内ではお馴染みのサインペンからカラーの筆ペンまで10種類のぺんてる製の商品を使ってらくがきすることができます。金色の筆ペン「金の穂」などふだん使わないような筆記具や画材を手にするのも楽しいですね。

(※有名絵画や石こう像は著作権の切れた作品のレプリカです。)

他では食べられないオリジナルメニューも

フード&ドリンクメニューも、『GINZA RAKUGAKI Cafe & Bar by Pentel』ならではのものが豊富。ソースでらくがきを楽しめる「RAKUGAKI たこ焼きせんべい」やクレヨンのようなチョコが付いた「RAKUGAKI CAFEセット」が新しく登場するほか、「4色食べ比べ! カラフルトリカラ」や7色の虹色ソースで楽しむ「フレンチフライポテト パレットSTYLE」、パステルカラーの優しい彩りのカクテル「ぺんてるソニック」など見た目も味もどちらも楽しめます。

同店ならではのカラフルなオリジナルメニュー

昔は「食べ物で遊んではいけません!」とよく怒られたものですが、ラクガキカフェ&バーでは怒られることもありませんので、ワイワイ楽しみながら食べていただきたいです。

非日常と背徳感を楽しめる!?

いかがでしょうか? らくがきをして良いと言われても、「何を書いたらいいの? 」「本当にらくがきしても大丈夫? 」と始めは戸惑う方も多いそうですが、書き始めると、らくがきの非日常感と、少しだけいけないことをしているような背徳感に背中を押され、みなさん笑顔でどんどんらくがきをされるそうです。せっかくの空間なので「こんなこと描いていいのかな? 」という照れくささは捨てた方が良いですね。

私もらくがきしてみましたが、この不思議な体験はちょっと病みつきになってしまいそうでした。夜は23時30分まで開いていますので、仕事終わりに同僚とらくがきでストレス解消!? してみてはいかがでしょうか。

【今回紹介したお店】
GINZA RAKUGAKI Cafe & Bar by Pentel
場所:東京都中央区銀座 5-6-5 NOCO 7F
営業期間:9月6日~10月31日
営業時間:カフェ 12時~17時(L.O. 16時半)、バー 18時~23時半(L.O.23時)


たかたく
文房具の魅力を発信するウェブマガジン「毎日、文房具。」代表 兼 編集長/文房具・手帳アドバイザー。仕事では最先端のITを扱っていながら意外にもアナログ大好きで文房具・手帳が好き。日本の文房具の素晴らしさを日本中、世界中に伝えることをライフワークとしている。文房具アドバイザー・手帳アドバイザーを名乗り(自称)ぴったりな文房具や手帳を提案することができる。雑誌・新聞等の文房具特集への掲載多数。手帳はジブン手帳miniを愛用。