【レポート】

OSを選ばない折りたたみキーボード「Universal Foldable Keyboard」を試す - 阿久津良和のWindows Weekly Report

阿久津良和  [2015/09/09]

Microsoftが過去の閉鎖的な姿勢を捨てて、他のプラットフォームに対しても寛容になったのは筆者が改めて述べるまでもない。日本マイクロソフトが3月にリリースした「Universal Mobile Keyboard (ユニバーサル モバイル キーボード)」は、WindowsにとどまらずiOSやAndroidにも対応し、[Win]キーを用意しない点にも注目が集まった製品だ([ホーム]キーで代替可能)。

「Universal Mobile Keyboard」。最大3台までの同時接続を可能にし、約365gと比較的軽量だった

だが、同時期に米Microsoftは「Universal Foldable Keyboard (ユニバーサル フォルダブル キーボード)」を発表していた。こちらは接続デバイスが2台に減り、サイズもUniversal Mobile Keyboardの約109×242×12mmに対して、約125×295×5.3mmとわずかに大きくなっているが、折りたためるという大きなアドバンテージを備えていた。そして、9月24日から待望の日本語版が発売される。

9月24日に発売される「Universal Foldable Keyboard」

こちらが折りたたんだ状態。CDケースぐらいのサイズを想像してほしい

以下、Universal Foldable Keyboardについて、まずはスペックから紹介しよう。サイズに関しては前述のとおりだが、折りたたんだ状態ではCDケース程度の大きさとなる。重量が約180gと大幅に軽量化されているのも嬉しい限りだ。

Universal Foldable Keyboardのスペック

タブレットやスマートフォンとの接続にはBluetooth 4.0を使用する。OSの切り替えはUniversal Mobile Keyboardのメカニカルスイッチから、1段列に並ぶ[OS]キーで接続先を切り替える仕組みだ。キーボードを開いて数秒間は、Windows/Android/iOSいずれかのランプが点灯するため、OSの選択状態を把握しやすい。

OSの切り替えは右上に並ぶ[OS]キーを押すだけでよい。左上のランプは充電状態を示す

筆者は普段から89キー構成のBluetoothキーボードと8インチタブレットで取材を行っているが、電車内で広げるのは難しかったので、昔使っていた「ポメラ」を引っ張り出そうか日々悩んでいた。しかし、非力な筆者としては持ち歩くデバイスは必要最小限に抑えたい。

そこで、発表前から2週間ほどUniversal Foldable Keyboardを借用して持ち歩いてみた。未使用時は折りたたんでバックに入れてもかさばることもない。さらにマルチOSのため、スマートフォンにUniversal Foldable Keyboardを接続して予稿を書いてみたが十分使える。

もっともiOSの日本語IMEはATOKに慣れた筆者には厳しく、購入したiOS用ATOKも外部キーボードで使用できないなど、いくつかの問題は残っているが、キーボードの話とは関係ないためここでは割愛しよう。ちなみに入力方式の変更は[Fn(Command)]+[スペース]キーで切り替える。

実際にキー入力した感想は、通常のキーボードと比べるとストロークの浅さは気になるものの、打鍵感は見た目以上にしっかりしている。そのため、キー一つひとつが打ちやすい。SurfaceのTypeCoverを想像するとイメージがつかみやすいだろう。ただ、開閉式のため膝の上では不安定なため、机上などしっかりとした土台がある場所での使用をお薦めしたい。ちなみに筆者は先の8インチタブレットの上にUniversal Foldable Keyboardを乗せてキーを叩くことで車内執筆を行っている。

Universal Foldable Keyboardを使う上で有用な機能の一つが防滴設計だ。例えば、喫茶店でグラスの周りに付いた水滴がキーボードにしたたり落ちるようなことがあるが、その水滴も少量であればUniversal Foldable Keyboardにかかっても問題ないという。さすがにガムシロップ入りのアイスコーヒーなどは厳しいと思われるが、水滴程度はティッシュペーパーで拭けば難なく動作した。

接続デバイスは左上に並ぶ[Bluetooth 1]キーおよび[Bluetooth 2]キーを押して切り替える

モバイルデバイスとしてはバッテリーの持ちも気になる。スペックには「約3カ月」とあり、筆者の試用期間で充電を要する場面は皆無だった。充電は付属のマイクロUSBケーブルを本体右側にあるポートに接続する仕組みだが、バッテリー残量が少なくなるとキーボード左上にあるランプが赤くなるという。

防滴設計が施されているため、少量であれば液体がこぼれてしまっても問題ないという

筆者個人としては前述した理由により、持ち歩くキーボードをUniversal Foldable Keyboardのみに絞ることはできないが、今では携帯アイテムの一つに加えている。Universal Mobile Keyboardと異なり、スマートフォンを差し込む溝は用意していないが、別途スタンドを用意するか、同様の仕組みを持つケースを使えば問題はないだろう。

参考価格は9,980円と、一般的なモバイル用キーボードと比べると安価とはいえないが、持ち歩くデバイスの重量に日々悩まされているユーザーには、Universal Foldable Keyboardの導入を一考していただきたい。

阿久津良和(Cactus)

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