ティアックは、ドイツ・ベルリンで9月4日より開催中のIFA2015にて、ハイレゾ変換・出力機能を搭載したターンテーブル「TN-500」(仮称)などの未発表製品を参考出品した。

参考出品された「TN-500」(仮称)

現在開発中のTN-500は、きょう体の素材に人工大理石と高密度MDFを使用。分厚いアクリルのターンテーブルと相まって高級感のあふれるデザインとなっている……。とここまでなら、従来からあるターンテーブルをモダンなデザインに落とし込んだ製品にしか見えないのだが、背面に回ってびっくり仰天。USB端子とその隣に「192k 96k 48k」と書かれたスライドスイッチが目に飛びこんでくる。

そう、TN-500は、これ単機でアナログレコードをハイレゾ音源にデジタル変換して、USB経由でパソコンに出力できる機能を持っているのだ。内蔵するADコンバーターをはじめとするスペックの詳細、発売時期、価格などは現時点では未確定。正式発表が待たれる。

TN-500の背面。サンプリング周波数を記したスライドスイッチやUSB端子が見える

人口大理石と高密度MDF素材を使用。型番のTN-500は仮の名称だ

ベルトドライブ方式を採用している

カートリッジ部分をアップで

また、同じショーケース内には、ハイレゾ対応マイクロコンポ「HR-S101」にCDレシーバー機能を加えた「CR-H101」(仮称)、ハイレゾ対応のネットワークプレーヤー「NT-503」(仮称)も展示されていた。

3機種の参考出品を収めたショーケース

「NT-503」(仮称)

「CR-H101」(仮称)

CR-H101の背面

Gibsonグループとして大型ブースを出展。ちなみに隣はパイオニアのブースだ(この写真の向きからは後ろ)

ハイレゾ対応アンプ「AI-301DA-SP」とデザインマッチさせたCDレシーバー「PD-301」も参考出品

AI-301DA-SPとPD-301を中心としたシステム全体図