WN891はOffice Home and Business 2013が付属しているのも大きな特徴のひとつだ。同梱のカードに記されたプロダクトキーを入力すれば、ソフトを利用できるようになる。

WN891に同梱されているOffice Home and Business 2013用のプロダクトキーが記されたカード

また、カタログ上ではWN891のバッテリ駆動時間は約6時間(JEITA2.0)とされている。そこで実際のバッテリ駆動時間を検証するために以下の条件でテストを行なったところ、開始から8時間47分でバッテリ残量が2%に達し休止状態へ移行した。消費電力量をやや抑えたテストの結果ではあるが、実際には丸1日問題なく利用できるだろう。

バッテリ駆動時間のテスト条件

  • Windows 8.1の電力プランを「省電力」に設定
  • 液晶ディスプレイの明るさを40%に調整
  • 無線LANとBluetoothはオン
  • ボリュームは50%に変更
  • 「BBench」で10秒ごとのキー入力と、60秒ごとのWebアクセスを有効化
  • 満充電の状態から休止状態へ移行するまでの時間を計測

試用機のバッテリーレポート。設計上の(バッテリ)容量は20,720mWhだった

まとめ - SIMフリー版が欲しい!!

以上のように、WN891は持ち運びやすいサイズと重量である上にスタミナも抜群、さらにキーボードとオフィス付きで高い生産性を実現している。キーボード配列に若干クセはあるものの、29,800円という価格に対し、モバイルデバイスとしての完成度とお得感は高い。

これだけモビリティ性が高いと、Wi-FiだけでなくSIMフリーのLTE通信にも対応してほしいところだ。いまのところはモバイルルーターやスマートフォンのテザリング機能を使うとして、メーカーには将来的にはぜひともSIMフリー版をリリースしていただきたい。

ちなみに外箱のデザインが意外とかわいい

製品名 WN891
CPU Intel Atom Z3735F(1.33GHz)
メモリ 2GB
ストレージ 32GB eMMC
光学ドライブ
グラフィックス Intel HD Graphics(CPU内蔵)
ディスプレイ 8.9型ワイド(1,280×800ドット)
ネットワーク IEEE802.11b/g/n、Bluetooth 4.0
インタフェース microHDMI×1、USB 2.0×1、microUSB×1、ヘッドホン端子など
メモリースロット microSDカードスロット
サイズ/重量 W231×D152×H10.9(本体のみ)~21.0(キーボード含む)mm/約481g
OS Windows 8.1 with Bing 32bit
直販価格(税込) 29,800円