【レポート】

世界に先駆け、日本で先行発売! - beyerdynamicのフラッグシップヘッドホン「T1 2nd Generation」のこだわりとは

 

ティアックは8月下旬に、独beyerdynamicのフラッグシップヘッドホン「T1 2nd Generation」を、世界に先駆け日本で発売する。8月21日に都内で開催された新製品発表会では、日本と現行モデル「T1」の関係や、製品への熱いこだわりが語られた。

世界のどこよりも早く、日本で発表

アジアパシフィックインド地域 シニアデベロップメント・マネージャー Anja Yates氏」

今回の新製品は当初、9月にドイツで開催される家電見本市「IFA2015」で初公開される予定だったが、急遽変更。日本での先行発表・発売に踏み切ったという。

なぜ世界のどこよりも早く、日本で発表することを選んだのか。アジアパシフィックインド地域 シニアデベロップメント・マネージャー Anja Yates氏はその理由について、「日本は世界で一番『T1』が売れている国。感謝の気持ちを込めて、今回のスペシャルな製品をいち早く日本のファンに伝えたかった」と語ってくれた。

「ものづくり」へのこだわり

ドイツに構える本社工場

地図上ではこのあたり、とのこと

beyerdynamicは、1924年にドイツで創設された歴史あるオーディオメーカー。そのラインナップはマイク(ビートルズのコンサートで使われたことがある)やプロフェッショナルヘッドホン(『アナと雪の女王』主題歌のレコーディング風景動画にDT 770 PROが映っている)など、いわゆる「プロ向け」の製品を中心に高い信頼を得ている。

発表会で繰り返し語られたのは、「ものづくり」へのこだわりについて。ドイツの工場では数百人の職人それぞれが品質やコンセプトへの誇りを持ち、自分たちのベストをつくした製品をリリースしているという。

工場での作業の様子

「T1 2nd Generation」

T1 2nd Generationは、2009年に発売されたフラッグシップヘッドホン「T1」の第2世代。現行T1を、ユーザーの意見を反映しつつ改良したモデルで、推定市場価格は税込130,000円前後となっている。たとえば、ユーザーから指摘を受けていた低音のおとなしさについては、ただブーストを上げるのではなく、音の輪郭をソリッドにしつつ温かみのある音になるよう注意したという。高域もただ強くするのではなく、適切な高音が聞こえるように設計するなど、バランスのとれた音を追求している。

音質を調整する上で最も手が加えられたのは、同社の独自技術「テスラテクノロジー」を採用したドライバーだ。テスラテクノロジーは、バッフル形状のドライバーに1テスラ(10,000ガウス)の磁束密度を持つリング型マグネットを使用することで、音の効率と解像度を高めるもの。製品開発責任者のMario Gebhardt氏は今回の改善で「中央の黒い部分(Mario氏は「フィルター」という言葉で表した)を追加することにより、不要な共振を抑え、ノイズを低減させた」と説明した。

製品開発責任者 Mario Gebhardt氏

テスラテクノロジー採用ドライバー

T1では本革を使用していたヘッドバンドの素材が、T1 2nd Generationでは合皮に変更されている。この変更についてMario氏は「本革は汚れがつきやすく、そのクオリティが長期にわたって安定しない。付け心地を追求した結果、Made in Japanの合皮に行き着いた」とにこやかに語った。また、今回のモデルからリケーブルが可能になり、バランス接続にも対応。アンプやケーブルを通す中で、いかに「ピュア」な状態で音を届けられるかを追求したという。

手に取るとこんな感じ

T1 2nd Generationケース

全体

Mario氏がT1 2nd Generationを装着したところ

プロ向け「DT 770 PRO」の第2世代も

「DT 1770 PRO」

同時に、プロフェッショナルヘッドホン「DT 770 PRO」の第2世代モデル「DT 1770 PRO」も発表された。こちらの発売日は9月中旬。価格は未定だが、現在のところ75,000円から80,000円のレンジを目指している。ドライバーは45mm径のダイナミック型で、テスラテクノロジーの改良版「テスラ2.0テクノロジー」を採用する。インピーダンスは250Ωだ。

現行モデルの発売が2009年だったこともあり、同社はそのデザイン性について、時代とのミスマッチを感じていた。そこで今回はデザインを大胆に変更。イヤークッションにベロアや合皮を使用し、ヘッドバンドにあしらった製品ロゴも書体を改めた。まさに「Great Sounding」かつ「Great looking」な仕上がりだとMario氏は語っている。

手に取るとこんな感じ

DT 1770 PROケース

全体

Mario氏がDT 770 PROを装着したところ

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