Mac OS Xの基礎の基礎 7 リマインダーを使ってみよう

「カレンダー」と同じく予定を管理するための「リマインダー」は、iPhoneとの連携するものとしては重要だ。仕事、プライベートなどカテゴリを分けたリマインダー(タスク)を設定してこなしていこう。

リマインダーを起動すると、左側に「リマインダー」というカテゴリのみがある。

リマインダー起動時。カテゴリは「リマインダー」だけ

右上の[+]ボタンを押すと、一番前に「○」が付き、カーソルが表示される。ここに内容を記入することで、新しいリマインダーが登録される。

[+]ボタンをクリックすると新規リマインダーが作成される。項目を記入してリマインダーの登録が完了する

登録したリマインダーは「リマインダー」リストの中に保存され、[○」をカーソルクリックするとチェックが入り、「実行済み」となる。

「○」をクリックするとチェックカラーが入り、項目が「実行済み」に移動する

リマインダーリストはカレンダーと同じように増やすことができる。左下の「リストを追加」をクリックすると、「新規リスト」が左側のリストに追加されるので、ここで「仕事」や「プライベート」などに名前を変更しよう。それぞれのカテゴリリストを選んでリマインダーを追加すれば、カテゴリ別に分けて表示できる。

「リストを追加」で新規リストを追加して名前を変更すれば新しいリマインダーリストができる。リマインダーのタイトルカラーで色分けされている

通知設定をしよう

リマインダーは登録しただけでは、ソフトを起動しない限りその内容を確認できない。リマインダーの期限など、通知設定をすることで、Macで適切な時間、場所で通知を得ることができるようになる。

リマインダーの後ろの方にマウスカーソルを持っていくと、「i」マークが表示される。これをクリックすると、リマインダーの詳細情報を設定できる。

マウスカーソルをもっていくことで表示される「i」マークをクリックすると、ポップアップで詳細情報を設定できる

ここで「通知設定」の[日付」にチェックを入れると日時が表示される。クリックして選択すれば日付、時間を変更できる。通知はこの日時設定で行われる。

日付を選ぶとカレンダーが表示されるのでここから通知日付を選ぶ。時間は選択して書き込もう

「場所」にチェックを入れると、どこかの場所に到着、あるいは出発するときに通知を送ることができる。例えば「買い物リスト」を作っておいて、場所に最寄り駅を設定しておけば、帰宅時に買い物リストを通知できる。

場所を選ぶと現在の場所を出発/到着するときに通知が来るように設定できる

通知の表示はMacの右上にバナーが表示される。またMacにもiPhoneと同じ「通知センター」がある。メニューバーの一番左にあるアイコンをクリックすると、右端から通知センターがせり出してくる。ここには設定したリマインダーの他に、カレンダーや通知の内容が表示される。

通知を設定しておくと、設定時間になると通知バナーが右上に表示される

通知センターボタンをクリックすると通知センターがせり出してくる。ここにも設定したリマインダーの内容が表示される

iPhoneと連携しよう

リマインダーもiCloudを使うことでiPhoneと連携できる。カレンダーと同じくiCloud設定でチェックを入れることで、Macで登録したリマインダーはそのままiPhoneのものと統合される。

[システム環境設定]-[iCloud]で「リマインダー」にチェックを入れると、Macで書いたものとiCloud上の項目が結合される

iCloudの項目が追加されて表示されるようになった

連携以後はiPhoneからでもMacからでも登録/完了されたリマインダーは同期される。通知なども同じだ。

カレンダーとリマインダーはどちらも予定を管理するためのソフトだが、別々にしか表示できないのはちょっと残念だ。Macでは別々のソフトを起動しておけばよいが、iPhoneではいちいちアプリを切り替える必要がある。そこでカレンダーとリマインダーを同時に表示できるアプリを使ってみよう。

例えば「Staccal2」はカレンダーとリマインダーを表示できるカレンダーアプリで、月、週、日表示などたくさんの表示パターンの中から選んで利用できる。カラフルで見やすいのがポイントで、通知にも対応している。このアプリを通知センターに登録しておけば、カレンダーとリマインダーをまとめて管理可能だ。

カレンダーとリマインダーを一度に表示できるのがStaccal2のポイント。カレンダー内の「□」のある項目がリマインダーに登録されているものだ

Staccal2は通知センターにも対応しているので、予定とリマインダーを同時に表示できて便利

次回は今回出てきた「通知」の設定について、もう少し詳しく解説しよう。