何でもできたiPod touchでできないこととは?

メール、SNS、マップ系、そして電話をiPod touch上で実現して、「どうだ!」と思った筆者だったが、ひとつだけiPhoneに追いつけない部分を発見してしまった。

それはTouch IDである。

そもそもハードウェアが搭載されていないし、パスコードまわりはアプリ化されにくい場所のため、アプリを使った方法もナシ。

簡単な操作でセキュリティを高める方法として、設定アプリを起動し「パスコード」内の「簡単なパスコード」スイッチをオフにするやり方がある。この場合、アルファベットもパスコードとして設定できるが、アルファベットの中には長押しすることで特殊文字も候補として表れるのだ。わざわざケタ数が多いパスコードにしなくても、特殊文字を使えば少ない文字で難しめのパスコードが入力可能。

Touch IDはなくとも、ロングタップ(とちょっと指をズラすだけ)でパスコード解除はできる。ちょっと苦しいが。

設定アプリで難しいパスコードを設定することが可能

アルファベット長押しで特殊文字もパスコードにできる

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さて、iPod touchのiPhone化にチャレンジしてきたが、あながち無謀ではなさそうだ。ほかにテザリングできるスマホやケータイを所有した上で2台目のデバイスとして使うのが順当な使い方だろう。

ほかにもWi-Fiルーターと一緒に使う、もしくはいさぎよくWi-Fi環境のあるところでしか使わない、という選択肢もあるものの、その場合はSMSを使ったアプリ認証はできなくなる。

「小さいiPhoneを持って使いたい」という自分含む「小iPhone派」の生きる道としては、メインのスマホ・ケータイをカバンに忍ばせつつその子機的なポジションとしてiPod touchをポケットに入れておくというのはアリなのかもしれない。