【レビュー】

スマホじゃない、専用機の魅力 - 格安SIMカード運用に最適なSIMフリーモバイルルータ「Aterm MR04LN」

 

格安SIMカードのなかには月々の料金が1,000円を切るものも多くありますが、スマホとタブレットの2台ぐらいならまだしも、PCや携帯ゲーム専用機なども含めてすべての端末にSIMカードを挿入したら、台数分通信コストが増えて元の木阿弥です。

そこで今回ご紹介したいのが格安SIMカードで利用可能なSIMフリーモバイルルータ「Aterm MR04LN PA-MR04LN」(以下、MR04LN)。格安SIMカードを装着したモバイルルータを複数の無線LAN機器で共有することで、さらに通信コスト節約が図れちゃうわけです。

NECのSIMフリーモバイルルータ「Aterm MR04LN PA-MR04LN」、実売価格28,590円(家電量販店、税込)

「MR04LN」はSIMフリーというだけでなく、下記のように3キャリアのLTEの主要周波数帯をカバーしています。

MR04LNの対応バンド

対応周波数 2GHz、1.7GHz、1.5GHz、800MHz
LTE Band1、3、8、11、17、18、19、21
HSPA+ Band1、8、9
HSPA Band1、5、6、8、9、19
WCDMA Band1、5、6、8、9、19
GPRS GSM850、EGSM900、DCS1800、PCS1900

3キャリアの対応LTEバンド(2015年8月5日現在)

バンド 周波数 ドコモ au ソフトバンク※
Band1 2.1GHz
Band3 1.8GHz
Band6 800MHz
Band8 900MHz
Band9 1.7GHz
Band11 1.5GHz
Band17 700MHz
Band18 800MHz
Band19 800MHz
Band21 1.5GHz
Band26 800MHz
Band28 700MHz
Band41 2.5GHz

■色地のセルはMR04LNが対応しているバンド ※旧ワイモバイル、WCP含む

Aterm MR04LN 接続確認済LTE/3Gサービス事業者リスト」に掲載されているとおり、国内14事業者、海外8事業者(国際ローミング)の通信サービスで動作が確認されています(8月5日時点)。

自己責任での利用となりますが、au系MVNO事業者であるmineoのSIMカードでの動作を確認しました。税込3,456円のmineoプリペイドパック(1GB)です

というわけで、非常に広い周波数帯をカバーした「MR04LN」は、格安SIMカードで運用するのに適したSIMフリーモバイルルータと言えるのです。

また日本国内で販売されているモバイルルータとしては珍しく、デュアルSIMに対応しているのも本製品の売りのひとつです。

マイクロSIMカードを2枚同時に挿入可能

デュアルSIMによって、たとえば、従量制の高速なSIMカードと、低速ですが定額制のSIMカードを両方挿したまま、用途に応じて使い分けることができるわけです。SIMカードの切り替えには本体の再起動が伴いますが、所要時間は実測約1分10秒。こまめな切り替えがストレスになるほどの時間はかかりません。仕事用とプライベート用、海外用と国内用という使い分けも便利そうですね。

タッチパネル対応の大型ディスプレイを採用しているおかげで、セットアップはほとんどスマホ感覚です。初めて電源をオンにしたときは設定ウィザードが起動して、無線LAN設定とAPN設定を一連の流れで行えますし、主要格安SIMカードであれば最初からAPN設定が登録されています。無線LANルータや、格安SIMカードのセットアップを試したことがある方なら、10分とかからず設定が終了するでしょう。

設定ウィザードで格安SIMカードのAPNを編集・登録します。無線LANルータとしてのSSIDとパスキーは設定ウィザード冒頭で確認可能です

「MR04LN」は、下り300Mbps、上り50MbpsのLTE-Advancedをサポートするうえ、5GHz帯11acの2ストリーム(2×2)に対応し最大867Mbpsで通信可能と、パフォーマンスのスペックも際立っています。

しかし今回、埼玉県さいたま市の筆者の自宅で計測したところ、手持ちのSIMカードでもっとも速度が速かったのはワイモバイルで、最高12.638Mbpsという結果でした。カタログスペックからは物足りない結果となりましたが、実効通信速度は挿入したSIMカード次第で大きく変わります。また計測場所、時間帯にも数値が左右されますので、次回のレビューで改めて計測したいと思います。

埼玉県さいたま市の筆者の自宅でワイモバイルのSIMカードを装着して計測したところ、最高実効速度は12.639Mbpsでした

スマホでテザリングを利用するのが一般的になった現在、モバイルルータを手放した方も多いかもしれません。しかし、格安SIMカードでモバイルルータを安価に運用できるようになった今こそ、手探りの電源オンが可能で、通話やメール・メッセージ・LINEなどのためにバッテリを温存する必要のないモバイルルータは、スマホ以上に道具として使い倒せるのではないでしょうか?

データ通信専用機のモバイルルータは、バッテリがゼロになるまで酷使しても問題ありません

次回は「MR04LN」に複数のSIMカードを装着して実効通信速度や連続動作時間などを計測し、モバイルルータとしての使い勝手に迫ります。

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