【インタビュー】

上遠野太洸が追う『仮面ライダードライブ』1年の軌跡、そして集大成の劇場版へ「すべての出来事がチェイスの糧になっている」

1 物語が進むごとに立ち位置が変わっていく激動の「チェイス」

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現在テレビ朝日系で放送中の特撮TVドラマ『仮面ライダードライブ』(毎週日曜朝8時~8時30分)には、主人公の仮面ライダードライブ/泊進ノ介を筆頭に、熱きドラマを背負った個性豊かなキャラクターが大勢登場する。中でも、人類制圧を目的とする人造人間ロイミュードの「死神」と呼ばれた「魔進チェイサー」から、人間を守って戦う「仮面ライダーチェイサー」へと転身を果たしたチェイスは、非常に人気の高い登場人物のひとりである。

8月8日公開『劇場版 仮面ライダードライブ サプライズ・フューチャー』より

今回は、ロイミュードと人間との狭間で苦悩し、己の信じる道を突き進んでいくことを選んだチェイスを演じる俳優・上遠野太洸にインタビューを行い、いよいよクライマックスに向かうTVシリーズへの思いや、8月8日より公開される特撮映画『劇場版 仮面ライダードライブ サプライズ・フューチャー』の見どころなど、さまざまな話をうかがった。

我々がテレビで観ているチェイスは、感情を押し殺したクールな態度を取りながら、どこか人間くさい部分をのぞかせるキャラクターであるが、取材に応じた上遠野は、チェイスとは一味違ってさわやかな笑顔がまぶしい好青年だった。

上遠野太洸 撮影:大塚素久(SYASYA)

――チェイスは、人類を守る「プロトドライブ」から一転し、「仮面ライダードライブ」を狙う「魔進チェイサー」、そして再び人類のために戦う「仮面ライダーチェイサー」と、ストーリーが進むごとに立ち位置が変わっていく激動のキャラクターでしたが、このような展開になるとは最初から聞いていましたか?

いえ、全然思ってなかったです。放送開始すぐのインタビューでは、「チェイスはこのまま悪役をまっとうしたい」みたいなこと話していますし(笑)。こんなにキャラクターが敵・味方の間で揺らいで、最終的に仮面ライダーになってしまうなんて、自分の中でも意外でした。

――オーディションの時から、チェイスのようなライバル的ポジションの役柄が振られたのでしょうか。

オーディションを受けて、二次審査、三次審査と進んでいくんですけれど、途中までは主役っぽい演技のテストもやっていましたね。ペラ一枚くらいの簡単な台本を渡されて、台詞を言って芝居して……と。でも、最終あたりになると、なんとなく主役ではないのかなな……みたいな感じはありましたね。

――チェイスといえば、感情を出さず声を低く抑えた話し方が印象的ですが、上遠野さんのふだんのテンションとはかなり違いますよね。

チェイスの声は、意識的に低く作っています。撮影に入る前、チェイスの演じ方をどうしようか少し考えまして。物語が進んでいく中でチェイスのポジションが変化しても……例えば正義側になるとしても、声も変化を出せるよう、声は最初低めにしておいたほうがいいかと思ったんです。

でも、実際に正義側に来た後でも、チェイスのテンションは基本変わりませんでしたね。まあ、チェイスは人間ではないということも、ストーリーの展開と共に視聴者の皆さんにはわかってもらえたようですので、そのままでいこうと。低い声を出すのは、最初こそ苦しかったですけれど、今はぜんぜん平気です。ただ、戦闘シーンのときのかけ声は、低い声で叫ばなければいけないので、これが大変。アフレコが終わった時、声を枯らしてしまいますね。

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インデックス

目次
(1) 物語が進むごとに立ち位置が変わっていく激動の「チェイス」
(2) 劇場版は「進ノ介とベルトさんの心の繋がりがしっかりと描かれている」
(3) 求めるヒーロー像は「何があっても最後まで自分を信じてくれる人」
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