iPhoneの背面には、LEDフラッシュライトが装備されている。カメラのシャッターとして連動して光ることによりストロボ的な働きをするほか、電話の着信やメール受信時に光らせるなど、通知機能と連動させることも可能だ。iPhone 5sからはホワイトとアンバー(琥珀色)のデュアル構成となり、明るさも増した。

そのLEDフラッシュライトは、懐中電灯代わりにも利用できる。コントロールセンターの左下にある懐中電灯ボタンをタップすると点灯し、同じボタンをもういちどタップするまで光り続ける。近くを照らすにはじゅうぶんな光量があるため、キャンプ場などで足もとを照らすときや、深夜に突然落ちたブレーカーを上げるときなど、使いかたを知っていれば役立つこと請け合いだ。

ただ、強いて言えば消すときが少々面倒だ。オンにするときはともかく、用が済めばすぐに消えてほしい。自動的に消えることはなく、もういちどコントロールセンターを表示して懐中電灯ボタンをタップするまで点灯し続けるため、まばゆいほどのLEDの光が一転してわずらわしく感じることになる。

使い終わったLEDフラッシュライトを消すには、「カメラ」を起動する方法もある。起動と同時にLEDフラッシュライトを初期化、点灯している場合は消灯する働きを持つからだ。「カメラ」アプリはロック画面右下のアイコンを上方向へドラッグすれば起動できるので、タップの必要がないぶんコントロールセンターよりスピーディーにLEDフラッシュライトを消灯することができる。

ここでもうひと工夫すると、作業はより速くなる。「カメラ」のアイコンを上方向へドラッグするとき、指を画面から離さないようにして、指先が画面の中央付近でLEDフラッシュライトが消灯するやいなや今度は下方向へフリックするのだ。「カメラ」アプリに制御が移らないぶん、よりスピーディーにLEDフラッシュライトを消すことができるはずだ。

操作手順をカンタン解説

1 iPhoneのLEDフラッシュライトは、懐中電灯代わりに使えるほどの光量を持つ。深夜のキャンプ場や停電時に重宝するはずだ

2 LEDフラッシュライトは、コントロールセンター左下のボタンでオン/オフできるが、特に消すときはコントロールセンターを表示するのが面倒だ

3 ロック画面からカメラを起動するとLEDフラッシュライトは消灯されるが、画面中ほどで指先の方向を転換し下方向へ軽くフリックすると、アプリに制御を移さず消灯だけ実行できる

(提供:iPad iPhone Wire)