【レポート】

マウス、長野県の飯山工場で恒例の「パソコン組み立て教室」を開催 - 子どもたちが「はじめてのPC」を自分の手で組み立て

 

マウスコンピューターは25日、告知のあったとおり、同社のパソコン生産拠点である長野県。飯山市の飯山工場にて、「親子パソコン組み立て教室」を開催した。工場の見学やPCの組み立てを体験することで、PCに親しんでもらうことを狙いとしたイベントだ。

同社の組み立て教室は、毎年夏に行われる恒例イベント。2015年で6回目の開催となる。会場である長野県・飯山市のマウスコンピューター「飯山工場」は、一部特殊な製品を除いた同社製品の生産を一手に担う拠点で、同社製品の特徴である「高品質」を支える屋台骨だ。2015年3月に北陸新幹線が開通し、関東圏や上越、富山、石川からのアクセスが非常に良くなった。

組み立て教室の会場となったマウスコンピューターの飯山工場

北陸新幹線の開通とともに新しくなった飯山駅。筆者は何度か飯山駅に来たことがあるのだが、旧駅舎からは考えられないほど大きくなった。新幹線のほか、ローカル線の飯山線も運行している

イベント先立ち、マウスコンピューター 代表取締役社長の小松永門氏は「普段見ている動画や静止画といったコンテンツはPCで製作していることが多く、仕事では必ずPCを使うことになる。組み立てを通じて、PCに興味を持ってもらい、PCを好きになってほしい」と挨拶した。

マウスコンピューター 代表取締役社長の小松永門氏

飯山市 市長の足立正則氏。「飯山には自然だけでなく、マウスコンピューターのようなIT企業もある」とアピール。飯山工場は地元密着型の運営も特徴で、飯山市のふるさと納税返礼品にマウスコンピューター製品が選ばれたことも話題となった

組み立て教室では、はじめに概要を説明したあと、生産ラインなど工場の内部を見学しつつ、組み立てるPCのパーツをピッキングし、実際の組み立てとなる。組み立てをサポートする"先生役"は、飯山工場でPCの生産に携わるプロのスタッフが担当する。

"校長先生"の橋立氏をはじめとする飯山工場のスタッフの方々が組み立てをサポート

マウスコンピューターが行う組み立て教室の特徴として、オーダーメードのBTO方式を再現し、決められたスペックのPCではなく、参加者が好みのスペックのPCを組み立てられるという点がある。PCの組み立て教室というイベント自体は、さまざまなPCメーカーが実施しているが、事前の準備や指導のしやすさなどから、全員が同じ仕様のPCを組み立てるというケースが多い。

マウスコンピューターの組み立て教室では、デスクトップPCやノートPCというくくりだけでなく、デスクトップPCであれば、ミドルタワーモデルやスリムモデルとフォームファクタを選ぶことができるうえ、中身のパーツもある程度自由に選択することができる。

仕様表のバーコードを読み取ると

組み立てに必要なパーツが置かれている棚のライトが点灯する

棚が光ったところのパーツをピックしていく

今回は、小学6年生の児童とその保護者のペアを対象に、日本全国から参加者を募集し、30組の親子がPCの組み立てを体験した。長野県内に加えて、東京や神奈川といった首都圏からの参加が中心だが、特急しなので長野までアクセスしやすいためか、愛知や岐阜、三重からの参加者もいた。また、遠いところでは石川県からの参加も。

すでに夏休みに入っている参加者が多く、何名かは自由研究としてPCの組み立てに挑戦するとのことだった。

組み立てに必要な工具もスタンバイ。組み立てるPCによって工具もちょっと違う

向きを慎重に確認しながらCPUをマザーボードに取り付ける

このペアはお父さんがもともとPCを組もうとしていたところ、息子さんが組み立て教室の話を持ってきたそうだ。パーツの選定もお父さんとのこと。CPUクーラーにはCooler MasterのHyper 212 EVOをチョイス

パーツをケースに取り付けていく

ほぼ完成といったところ。ケーブルの取り回しなどは先生役のスタッフがアドバイス

こちらはスリムデスクトップを組み立て

ノートPCも薄型モデルからG-Tuneブランドのゲーミングモデルまで幅広いラインナップだ。ノートPC向けCPUはダイが小さいのでグリスも塗りにくそう

メモリや無線LANモジュールの取り付けも細かい作業となる。おそるおそるといった感じで取り付けを行っていた

マニュアルを見つつ組み立てを進める

デスクトップPCのマザーボードは、スロットが分かりやすいが、ノートPCの場合はスロットが横向きについていることも。パーツを斜めにしてスロットにはめるのが、難しかったという参加者もいた

パーツを取り付けたらカバーを装着

最後の仕上げはシール貼り。曲がらないように治具を使うが、それでも難しそう

組み立て終わると、ソフトウェアインストール、動作チェックを経て、晴れて完成となる。電源を入れて、画面にマウスコンピューターのロゴが表示されると完成があがる。何より組み立てをサポートするスタッフの方たちがそれぞれ「ホッ」とした表情を見せていたことが印象的だった。

無事にPCが立ち上がると歓声が

OSやドライバなどのインストールや動作チェックを行い完成となる

参加した子どもたちの多くにとって、今回組み立てたPCが自分で自由にさわれる「はじめてのPC」になるようだ。組み立てたPCで「マインクラフト」といったゲームをプレイしたいという子もいれば、インターネットで動画を見たいという子、これから考えるという子も。どの参加者も笑顔で組み立てたPCを持ち帰っていた。

ワケありセールも開催

もう1つ、飯山工場で恒例となっているのは「ワケありセール」と題されたアウトレットセールだ。わずかな擦り傷やへこみがある製品や、化粧箱が汚れた製品を再整備し、動作確認ができた「訳あり品」などを特別価格で提供する名物セールだ。

PC本体に加え、iiyamaブランドのディスプレイなどが、通常では考えられない大幅値引きで販売されるため、開始前から行列ができるほどの人気となっている。今回も開始前から大行列が形成され、午前8時のセール開始時間を10分早めることとなったという。

工場前にはセール来場者の車が多数駐車。県外ナンバーの車も多い

セール開始後、1時間半くらいで商品があらかた売れてしまったという

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