7月17日、東京都・青山にイギリスのインテリアブランド Tom Dixon(トム・ディクソン)の日本初となるオンリーショップがオープンした。このレポートでは、ショップで展示販売されているアイテムを紹介する。

Tom Dixonオンリーショップが日本初上陸(photo Takumi Ota)

Tom Dixonってどんなブランド?

Tom Dixonは、プロダクトデザイナーのトム・ディクソン氏が手がけるイギリスのインテリアブランド。2002年に立ち上げられ、現在は照明、家具から文房具、香水まで、幅広い製品を発表している。

ブランドの特徴は、イギリスの伝統的な要素と素材のもつ面白さを組み合わせたデザイン。ミラーを使った照明シリーズや、クラシックスタイルの肘掛け椅子をモチーフにしたウイングバックチェアなどによくあらわれている。斬新なプロダクトは世界中で人気を集めており、代表作「Sチェア」は、MoMA(ニューヨーク近代美術館)の永久コレクションに選ばれている。

ウイングバックチェア。包み込まれるようなすわり心地だ

店内のプロデュースはディクソン氏自身が担当

青山にオープンした「Tom Dixon Shop」では、ウイングバックチェアを始め、様々な照明や家具、ホームアクセサリーなどを展示販売する。店内のプロデュースはディクソン氏自身によるもの。同ブランドの独創的な世界観を満喫できる空間となっている。

天井に展示されている照明は、他にはないインダストリアルで近未来的なデザインが特徴。これ1つで、部屋の印象がガラッと変わるアイテムだ。

メタリックな小物いれやセロハンテープ台、オブジェなどの雑貨も充実している。価格はセロハンテープ台が1万6,000円とお高いが、飽きの来ないデザインで長く使えそう。

食器やフレグランスなど、スタイリッシュで男女問わず使えそうなホームアクセサリーも見逃せない。いずれもしまい込まずに、机の上に出しておきたい品ばかりとなっている。

アーティスティックなTom Dixonのデザインは、見ているだけでワクワクしてしまう。「高くてちょっと手が出ない…」という人は、店舗に足を運んで「いつかはこれを置きたい」と想像して楽しむのもいいかもしれない。

場所は東京都渋谷区渋谷2-1-13。営業時間は11時~19時、水曜休。