富士フイルムは2015年7月17日から、応募者全員の写真を展示する参加型写真展「”PHOTO IS”想いをつなぐ。30,000人の写真展 2015」を開催する。会場は日本全国29都市で、会期は2015年11月5日まで。まずは富士フイルム東京ミッドタウン本社「フジフイルム スクエア」からスタートする。

7月16日には報道向けの内覧会が開催され、概要や趣旨などを紹介するとともに、ゲストとして佐々木希さんと平井理央さんがトークセッションを行った。

ゲストの佐々木希さん(右)と平井理央さん(左)

冒頭で主催者挨拶として登壇したのは、富士フイルム 宣伝部長の松本考司氏。「30,000人の写真展」が今年(2015年)で10周年を迎えることに触れつつ、概要や見どころを紹介した。来場者数も年々増え、2014年は70万人を突破。2015年は75万人を見込む。

【左】富士フイルムの松本考司氏。【右】「30,000人の写真展 2015」では写真の素晴らしさを改めて伝える

「”PHOTO IS”想いをつなぐ。30,000人の写真展 2015」の大きな特徴は、応募された写真を「すべて」展示することだ。メイン会場の7都市とサテライト会場の22都市から、応募者が希望する会場で展示される。2015年については、応募者の年齢は0歳~94歳、作品(写真)点数は実に35,387点にのぼった。

【左】【中央】「30,000人の写真展 2015」の会場。【右】「30,000人の写真展 2015」は、芸術・文化振興による社会創造活動として「THIS IS MECENAT 2015」に認定されている

松本氏のプレゼンで印象に残ったのは、近年はスマートフォンで撮った写真の応募がどんどん増えていること。今年の作品では、全体の約13%がスマートフォンで撮った写真だ。写真を撮るという行為と楽しみが広まっているのはもちろん、プリントして手に持つこと、飾ることで得られる価値や感情を伝えていくのも、この展示会のコンセプトとなっている。

【左】来場者は順調に増加。【中央】作品を応募する年代層も幅広い。【右】スマートフォンで撮った写真の応募が増えている

「”PHOTO IS”想いをつなぐ。30,000人の写真展 2015」の見どころだが、まず「一般展示部門」を拡大。従来の「大伸ばしプリント」作品の展示に加えて、富士フイルムのインスタントカメラ「チェキ」で撮影&プリントした作品、複数の写真をシャッフルプリントした作品が展示される。

さらに、10周年特別企画部門として、「みんなに見せたいあの頃の写真」と「ご当地の昔懐かしい写真」を集めた。明治時代の家族写真や、報道各社が協力した「昔の新宿」といった写真を展示する。

「30,000人の写真展 2015」の見どころ。一般展示部門のバリエーションが増えたほか、10周年特別企画部門に注目。中央と右のスライドは「みんなに見せたいあの頃の写真」

10周年特別企画部門「ご当地の昔懐かしい写真」

もうひとつは「来場者も楽しめる特別企画」だ。気に入った写真の出展者に対して、会場でメッセージを手書きして「絆ポスト」へ投函すると、出展者へ届けられる。また、著名人やプロ写真家が選ぶ「心に響いた100選」を展示。選者(敬称略)は、小山薫堂、佐々木希、佐野史郎、なぎら健壱、松たか子、松田聖子、およびプロ写真家の熊切圭介、小松ひとみ、笹岡啓子、前川貴行の10人だ。メイン会場(7都市)では、「撮る」「残す」「飾る」「贈る」のスマホプリント体験コーナーも設置される。

【左】出展者にメッセージを届けられる「絆ポスト」。【中央】著名人やプロ写真家が選ぶ「心に響いた100選」。【右】スマホプリント体験コーナーを設置

「30,000人の写真展 2015」と同時に、さまざまな写真展が開催される。写真左から、『写真で感じる日本の「食」と「農」』(東京会場)、『家族の絆展 by PGC』(メインの7会場)、『日本を笑顔に!「OVER60 全国スマイルコンテスト」』(東京・大阪会場)、各写真団体が主催する『写真で学ぶ小中学生の写真』(メインの7会場)

佐々木希さんと平井理央さんにとっての「写真」

内覧会のゲストとして、モデル・女優の佐々木希さんと、フリーアナウンサー・タレントの平井理央さんが招かれた。お二人とも今回の展示会に作品を出展しており、プリントしたものを見たり選んだりしているときに、写真の力と素晴らしさを改めて実感したという。

トークセッションでは、佐々木さんと平井さんの幼い頃の写真、少し大きくなった頃の写真、大人になった頃の写真が公開され、それぞれのエピソードを語った

最後にはチェキで写真を撮り合い、司会者にうながされて「10年後の自分へ」というメッセージを書き込む。平井さんは「なんと佐々木希さんに撮っていただいたチェキ、貴重すぎる!」と、興奮の体験をそのまま残した。一方の佐々木さんは「未来の私へ。子どもは何人いますか? 幸せですか?」と語りかけ、ウキウキしながら書いたと微笑んだ。

佐々木さんと平井さんがお互いをチェキで撮影。台紙に「10年後の自分へ」メッセージを書き込む