フジヤエービック主催の「ポータブルオーディオ研究会(ポタ研)2015夏」が7月11日、東京・中野サンプラザで開催された。ここでは、独ULTRASONEの国内代理店を務めるタイムロードの展示内容を紹介する。

ULTRASONE「Edition M」

タイムロードのブースでは、7月10日に発表したばかりの独ULTRASONE製ヘッドホン「Edition M」を国内初公開。Edition MはハイエンドヘッドホンEditionシリーズにおいて、初めてφ30mmドライバーを採用し、ポータビリティーを追求したモデルだ。φ30mmとはいえ、Edition 8などと同様にチタニウムプレイテッドドライバーを採用しており、音質に妥協はない。

「Edition 8」に比べて、ハウジングは大幅にコンパクト化

ブースでは、Edition 8とEdition Mを並べて展示していたが、φ40mmドライバーを採用するEdition 8と比較すると、Edition Mのハウジングは、かなり小ぶりに見える。また、スライダー部分の金属を薄くするなど、軽量化を図っており、260gのEdition 8に対して、Edition Mは145gの質量に抑えらている。

スライダー部分の金属が薄型化されている

イヤーパッドはEdition 8と同じ厚みがあり、さらに側圧も強すぎないため、オンイヤータイプではあるが、長時間リスニングでも負担は少なそうだ。推定市場価格は税別120,000円前後と、かなり高価だが、音質と快適性、可搬性のバランスを高度なレベルで備えた、期待のモデルだといえるだろう。

イヤーパッドの厚みは、Edition 8とほとんど同じ