Pentium版のBraswellもデビュー

ASRockから、Intelの最新型SoC「Braswell」を搭載するMini-ITXマザーボードが2種類登場、発売となっている。Pentium N3700(4コア/1.6GHz/2.4GHz)の「N3700-ITX」と、Celeron N3150(4コア/1.6GHz/2.08GHz)の「N3150-ITX」で、N3700を搭載する製品はこれが初めてとなる。価格はそれぞれ、16,500円前後と12,500円前後。

ASRockの「N3700-ITX」。Braswell唯一のPentiumを搭載する

CPUはファンレス。SATAは基板上に4ポートあって使いやすい

期待のFury Xがいきなり発売も瞬殺!

AMDの新型GPU「Radeon R9 Fury X」を搭載するグラフィックスカードがついに発売された。最初に入荷したのはSAPPHIRE製の「R9 FURY X 4G HBM PCI-E HDMI/3DP」であるが、入荷が極めて少数だったため、どのショップも即日で完売。再入荷は未定で、当分、品薄状態は続きそうだ。価格は110,500円前後。

先週金曜の取材時にすでに完売だったため、全く見ることができなかった

SAPPHIREの「R9 FURY X 4G HBM PCI-E HDMI/3DP」。クーラーは水冷だ

発売の解禁日時は6月24日(水)の21時。ほとんどのショップは閉店後だったが、22時まで営業しているTSUKUMO eX.では、抽選による販売が行われたという。またオリオスペックはネットショップにアップしたところ、わずか3分で売れてしまったそうだ。

R9 Fury Xは、メモリをオンチップで搭載する「HBM」(広帯域メモリ)技術を世界で初めて採用したGPU。メモリのバス幅が従来の512bitから4,096bitへと、8倍にもなっており、AMDは「バス幅を広くしたことで動作クロックを速くする必要が無くなり、GDDR5に比べ、電力効率が3倍に向上した」と説明する。

メモリがGPUに統合されたことで、基板上のメモリチップが無くなり、カード長を短くできるのも大きな特徴だ。R9 Fury X搭載カードは、ハイエンド製品でありながら、わずか19cmほどという短さを実現。クーラーは簡易水冷が採用されているものの、よりコンパクトなPCケースでも搭載が容易になっている。

なお、SAPPHIRE製に続き、玄人志向製の「RD-R9-FURY-X-E4GB-HBM」も登場、発売されている。入荷したのはドスパラパーツ館で、こちらの価格は115,240円。

玄人志向の「RD-R9-FURY-X-E4GB-HBM」はなぜか茶箱入り

TSUKUMO eX.では、店頭にR9 Fury Xのデモ機が用意されていた