遠距離恋愛を実らせたい、婚活中の女性(37歳)からのご相談です。

【相談】

私は現在、遠距離片思い中です。彼は大阪、私は東京在住で、東京で開催された婚活パーティーで知り合いました。彼が東京の婚活パーティーに参加した理由は、友達を作りたかったとのことで、当日もみなさんと気さくにしゃべっていたので、私には納得できる理由でした。

知り合って4カ月ほどたちますが、今でも2~3日おきに連絡を取り合っています。先日、相手に軽く好意があることを伝えたところ、「今後の発展を考えるとなると、自分としては遠距離は難しいと思っている」とのことでした。ですが、私の気持ちは変わらず、またチャンスがあれば、思いをしっかり伝えてみようとも思っています。

今後、どのようにアプローチをしていけばいいでしょうか?

【回答】

婚活している中で、自分から結婚を視野に入れられるほどすてきだと感じられる異性との出会いは貴重です。彼とは遠距離ではありますが、実らせるコツは以下を参考にしてみてください。

■彼の居住意地域へ住む覚悟があるか自身に確認する

相談者さんは彼に好意を伝えたとき、「今後の発展を考えると遠距離は難しいと思っている」と言われています。これは彼が、「大阪から出るつもりはない」という意思表示です。ですから相談者さんは、もし彼と交際に至り、結婚することになったら、彼の住む大阪へ居を移す覚悟があるか否かを、ご自身に確認してみてください。

相談者さんの年齢を考慮しても、「とりあえずつき合う」のではなく「結婚を前提としたおつき合い」として相手を見ていると思うので、事前にご自身が移住できるかどうかの判断は重要です。この覚悟を確認しておかないと、アプローチも中途半端になりやすくなります。

■好意は自分から素直に伝える

女性からあからさまに好意を伝えないほうがいいという説もありますが、遠距離とご自身の年齢を踏まえると、ご自分から素直に好意を発信して、少し急いで事を進めたほうがいいと思います。指をくわえて見ているうちに、彼に新たな恋人ができてしまったら後悔するだけです。

相談者さんはアプローチの仕方に迷われているようですが、まずはもう一度会って話がしたいというような内容を連絡してみてはいかがでしょうか。彼とは2~3日おきに連絡を取っているとのことですから、彼も相談者さんを嫌ってはいないはずです。まだ一度しか会っていないのですから、再会して「やっぱり彼がいい」という答えが出たら、そのときあらためて好意を伝えましょう。

■短期決戦で

もしおつき合いに至り、お二人が結婚式や披露宴を希望した場合、出費は免れません。そのうえ遠距離恋愛は、費用も時間も必要です。

そして遠距離恋愛は、会うための費用や時間に負担を感じる、会いたいときに会えない、側にいないため孤独感が強まる等が別れの一因になりやすいものです。長期間、遠距離恋愛を続けて別れに至ってしまうと、相談者さんの年齢ですと、痛手が大きいと思います。ですから、もし交際することができた場合は、短期決戦で結婚することをお勧めします。

遠く離れていても自分を好きでいてくれる相手に、人は信頼を寄せます。信頼を得ることも遠距離恋愛には大切な要素だと忘れずに、婚活頑張ってください。応援しています。

※写真と本文は関係ありません

著者プロフィール

内埜さくら(うちの さくら)
恋愛コラムニスト。2,000人以上の人物取材の経験で磨かれた、鋭い洞察力が武器。著書は『恋がガンガンうまくいく魔法のフレーズ80』(講談社)。無料のメール恋愛相談は年間200人以上の男女が利用、リピーターも多い。相談を休止中の場合もあるので詳細はブログまで。恋愛コメンテーターとして『ZIP!』(日本テレビ)、『スッキリ!!』(日本テレビ)、『ばらいろダンディ』(MX-TV)などのテレビやラジオ、雑誌にも多数出演。