【レポート】

開催10周年となるFreescaleのイベント「FTF 2015」がいよいよ開幕

今年もFTF(Freescale Technology Forum)の時期がやってきた(FTF 2015)。今年はFTFの10周年にあたる。そもそもFreescaleが設立されたのが2004年の事で、途中2009年のみ経済状況の悪化を鑑みてイベントそのものは中止(代わりにWebベースのVirtual FTFが開催された)された以外は毎年実施されてきた。開催場所も当初はフロリダ州のOrlandoからテキサス州のSan Antonioを経て同じテキサス州のAustinに場所を移動してきている。

実のところ、単独の半導体会社によるイベントでこれに匹敵するのはIntelのIDFとARMのARM TechConしかない(ただしTechConはもう少し規模が小さい)。敢えて言えばOracleによるOracle Worldはこれを超える規模といえなくも無いが、「半導体部門を抱えたソフトウェア会社」のイベントだから同一に判断するのは難しいだろう。

ただご存知の様に、Freescale SemiconductorはNXP Semiconductorsに買収されることが今年3月に発表になっており、買収後にFTFというイベントがどうなるのか? はまだ正式な発表はもちろん無い。ただFTFという名前が冠されるのは間違いなく今年が最後になるだろう。

さてそのFTF、今回の会場は今年2月に営業を開始したばかりのJW Marriott Austinである(Photo01~03)。

Photo01:横から見るとL字形をしており、そのLの縦棒がホテル部分である

Photo02:こちらがイベントなどを行うLの横棒のエリア。FTFの幕が掛かっているのがわかる

Photo03:正面玄関にはFTFの旗が多く掲げられている。ただこれまで開催されてきた郊外に位置するJW Marriottでは他に何も無いこともあって旗が目立ったが、Austin市内は色々あることもあって、いまいち目立たないのは残念

ただJW Marriottでは基調講演を開催する場所が無い様で、基調講演のみは2ブロックほど離れたACL Live Moody Threaterで開催されることになっている。初日の基調講演はCEOであるGregg Lowe氏が行うが、2日目はSteve Wozniak氏を招いての招待講演が行われる予定だ(Live Streamingによる配信も行われる)。セッションは相変わらず多数(ピークで22セッションが同時開催される)で、実は一部のセッションは前日にあたる6月21日の午後から開始され、3日目にあたる6月24日の昼までみっちりと行われる予定だ。

さて、このFTFでの発表は一部事前リーク(?)されている。TwitterのFreescale公式アカウントで、まず「i.MX 7シリーズ」が発表されている。Cortex-A7コアにCortex-M4コアを組み合わせた、かつての「Vybrid」の発展型といった構成だ。このi.MX 7はコチラでも言及がある。

ネットワークプロセッサ向けでは「QorIQ LS10x8A」のアナウンスが行われているほか、Cortex-A72を搭載する将来製品のロードマップに関するARM CommunityのTweetをFreescaleがRetweetしている。

MCUの分野では、「Kinetis KW40Z Wireless MCU」がすでにTweetされている。またRFの分野では、Smart Cooking向けの製品に関するTweetがあり、プレスリリースも公開されている

どうも新製品はこれで終わりでは無いようで、あくまでもこれらは一部のチラ見せということらしい。ということで引き続きFTFのレポートを順次お届けしたい。



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