NTTドコモが提供する子どもの見守りサービス専用の腕時計型端末「ドコッチ」をテーマにしたイベントが6月20日にイオンモール幕張新都心で開催された。同イベントには、第三子が誕生することを発表したタレント・モデルのユージさんが出席した。

子役のあゆと君と一緒にポーズをとるユージさん

ドコッチは、ドコモの位置情報サービス「イマドコサーチ」を利用することで子供の居場所をパソコンやスマートフォン上で検索できるサービス。3G通信機能やGPS、Bluetooth、各種センサーを搭載した専用の腕時計型端末「ドコッチ01」を利用して位置情報を取得することができる。

ドコッチの最新機種「ドコッチ01」。カラーバリエーションはホワイト、ライトブルーの2種類。写真はライトブルーのモデル

ディスプレイには、一般的な時計のような文字盤表示に加え、メールや位置情報も表示できる

イベントの冒頭、司会担当者が昨今の子供の犯罪被害とその対策について説明した。法務省の発表の平成26年版犯罪白書によると、平成16年からの10年間で犯罪被害者にあった13歳未満の子供の数は減少してはいる。だが、全体の減少率にくらべて暴行事件や強制わいせつなどの犯罪の減少率は、他に比べて大きくないという。こういった状況を踏まえて、現在、小学一年生から三年生の子供たちを持つ保護者は、5割が防犯ブザーを、2割が携帯電話かスマートフォンを持たせているとのことだ。

この事実について、すでに小学生高学年の長男と生まれたばかりの長女の子育てに奮闘中のユージさんは、次のように語る。「防犯ブザーや携帯は持っていても使えるとは限らないし、いたずらに利用されてしまう」「低学年に携帯電話やスマホを持たせると、危険サイトを見たり、ゲームなどで課金をしてしまったりと不安」。

するとイベント担当者が"ドコッチの搭載する5つの機能"でこういった不安を解消できるとアピール。5つの機能は次の通りだ。

ひとつ目の機能はGPSによる現在位置の確認できる「いまどこサーチ」。これは、スマートフォン側からドコッチを装着している子供の位置をGPSで地図上にリアルタイム表示できるというもの。同機能についてユージさんは、「こっそり、塾をサボっているか確認したい」と語り、安全確認以外の使い方についても言及。会場の笑いを誘った。

「見守りアラート」は、買い物に夢中になっているときなど、子供とはぐれやすい。そういとき大変便利

続いて、センサーで周囲の温度や湿度を計測、装着している子供の現在の状態を確認できる「状態モニター」。この機能については、サッカーに夢中になり、水を飲まない長男が脱水症状にならないか心配していると語り、「これ(ドコッチ)で調べると現地の温度がすぐわかるし、連絡もできる。近ければ直接水をもっていってもいい」とコメント。このほか、ドコッチの「防塵防水」性能、ボタンを長押しすることで同時に登録してある6台のPC、スマートフォンにメールで緊急連絡がいく「SOSボタン」、子供が一定距離離れるとすぐアラートで通知する「見守りアラート」といった、計5つの機能についても紹介した。