社会人になって3カ月、早くも肩こりが筆者を襲っている。デスクワークが長いと、気が付いたら背中が丸まっていて窮屈だ。何とかできないだろうか……。ボディークリエイターの今村大祐さんに、正しい姿勢に続いて、肩こりの解消方法を教えてもらった。

座ったままできる、肩こり解消エクササイズ

デスクワークでの肩こりは、首が前に傾いてしまっていて、うまく血液が流れていないことが原因だという。今回教わったのは、デスクでできる、首回りの血流の詰まりを解消するエクササイズ。

まずは、両手をまっすぐ真上に上げて、手のひらを合わせる。この時に大事なのは、腕が耳より後ろで伸びていること。

両手を真上まっすぐに上げて、手のひらを合わせる

次に、手のひらを外側に向け、両肘を背中でくっつけるように腕を曲げおろす。肩甲骨を寄せ合わせる意識を忘れないこと。

手のひらを外側に向け、両肘を背中でくっつけるように腕を曲げおろす

これを1セット20回行う。肩回りの筋肉がほぐれるので、集中が途切れた時のリラックスにもおすすめだ。

自宅でできる体幹を鍛えるエクササイズ

さらに、自宅でできる、体幹を意識したエクササイズを教えてもらった。

初めに体をまっすぐに保ちながら、右腕を床と平行に伸ばして、左足を浮かせる。

体をまっすぐに保ちながら、右腕を床と平行に伸ばして、左足を浮かせる

そのまま、腕と足を同じスピードで、後ろに回す。これを右手と左足、左手と右足の両方で、各20回。体の軸がずれないように注意が必要だ。いつでも気軽にできるので、仕事から帰った後や、お風呂に入る前にするのもいいだろう。

これは、インナーマッスルを鍛えるもので、ダイエットにも効果的なのだとか。薄着になる季節なので、ぜひとも挑戦してほしい。

腕と足を同じスピードで、後ろに回す

今回紹介したエクササイズは、書籍『1.2.3秒 インプリセットエクササイズ』に収録されている。同書では、ゆがんだ体を正しい姿勢へリセットするために考案された1日3分のエクササイズを14日分紹介。鍛えたい部位に対応させたエクササイズもある。

<取材協力>
今村大祐
ボディークリエイター・ウォーキング講師。姿勢アライメント、今村式ウォーキングなど独自のメソッドを提唱。アイドルからミス・ユニバース日本代表まで育成し、一般の女性を各種グランプリへと導いている。全国で年間700本以上のレッスン・セミナーを行い、年間の指導者数は1万人を超える。著書に『1.2.3.秒 インプリセットエクササイズ』(SDP)、『今村式ペットボトルウォーキング・ダイエット』(ディスカバー社)がある。