エクササイズやダイエット、あるいはスキルアップのための勉強など、とりあえず始めてみたものの、長続きしないという人は少なくないだろう。

問題は、やる気というよりも習慣をつけることにありそうだ。実際、習慣は自動化であり、習慣をつけることができればかなりのことは無理なくできるだろう。

MUSEが「新しい習慣を(永遠の)ものにする8つの方法(原題:8 Ways to Make Your New Habits Stick Around Forever (and Ever))」として、いくつかのアドバイスを行っている。

何が自分にブレーキをかけている?

やろうと思っているんだけど……と最初から自分に言い訳する前に、何が障害になっているのかを考えてみよう。物理的なものもあれば、精神的なものもあるだろう。

「朝にジョギングをしようと思っているけどできない」といった場合には、「朝早すぎる」「もっと寝ていたい」といった心理的な理由もあるだろうし、「早朝ミーティングが入ることもある」という物理的な理由もあるかもしれない。

物理的な理由なら扱いやすい。帰宅後に時間帯を変える、あるいはミーティングがない日の朝から始めてみるといった具合にだ。

心理的なものなら、本当にやりたいことは「ジョギング」なのか「あと15分寝ること」なのかを考えるべきだ。

簡単なことから小さく始める

そう、いきなり5キロ走ると考えると難しい。

1キロ、あるいは15分と達成できそうな目標を設定する。そして、少しずつ増やすもよし、そのまま15分で満足感を得られるなら増やす必要はない。

ダイエットや勉強なら増やす必要があるかもしれない。だが、完璧を目指さないことがポイントだ。「甘いものを断つ」のではなく、「甘いものは1日1回、最大◯◯カロリーまで」とすると始めやすい。

悪い習慣をリプレイス

たとえばTVの前に座ると無意識にジャンクフードを食べてしまうというのなら、それを絶ってしまうのはつらい。

チップスの代わりにフルーツにするなど、置き換えてみるのも手だ。

あるいは、朝食後に10分英会話、電車にのったらスマホゲームの代わりに学習アプリなど、なにかの習慣の後に新しく習慣にしたいものを組み合わせるのも良い。

モチベーションを理解する

原点に帰って、なぜその習慣が必要なのかを認識するのも手だ。

勉強なら「資格を取りたい」や「キャリアアップしたい」、あるいは「現在勤めている会社を辞めて転職したい」かもしれない。ダイエットなら、「あんなスタイルになりたい」かもしれない。

モチベーションを正しく理解し、維持できれば習慣は自ずとついてくる。

楽しみの要素を

大人のわれわれだって楽しい要素は必要だ。たとえば、一週間続けたら自分にプチご褒美もいいだろう。

カレンダーにシールを貼っていくという古いが視覚的に達成感を得られる方法もある。

資金に余裕があるのなら、ジョギング用の靴やウェアで楽しむなど”形から入る”のもありだ。FacebookやTwitterを利用して、周囲に宣言するのもよいかもしれない。